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シマダノメ

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シマダノメ Season3 第2回 深掘りインタビュー 針谷岳晃 選手

『シマダノメ 深掘りインタビュー』のSeason3第2回目はミッドフィールドにおいて、小さな体ながら大きな存在感を発揮している針谷岳晃選手の登場です。ジュビロ磐田からの期限付き移籍を延長してギラヴァンツ北九州で2シーズン目をプレーしているパサーの、いろいろな『こだわり』を深掘りしてきました。(取材日/5月28日)。

―第12節から第14節の3試合は外から試合を見ることになりました。そこで感じたチームの課題は? また自分が戻ったときに何をすべきだと感じましたか?
ボールを取った後に失う場面が目立ちました。だから僕が入ったらまず落ち着かせて、フリーの味方に一回ボールを預けて、受け直して攻撃を組み立てることをやりたいなと。あとは、縦パスが少ないとも感じましたし、縦パスが入った後の攻撃の質が高まらず、それが相手とのシュート数の差になっているのかな、と感じました。
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―4試合ぶりの出場となった第15節・大宮アルディージャ戦では、そういったことをピッチ上で表現できましたか?
大宮は個人がうまくてボールを運ばれるシーンも多かったのですが、ウチも良い形の攻撃ができました。最後に押し込まれる展開になったのはしょうがないというか、個人としては別ですけど、みんなセーフティーにボールを蹴って守って、というふうに思っていたと思うので、そこは僕も合わせました。
―個人的には最後までボールをつなぎたかった?
そうですね。ゴールキックからボールをつないでいくということを最後までしたい、というのが僕の考えです。
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―大宮戦の終盤に限らず、チームとしてもっとボールをつなぐ、保持するためには何が必要ですか?
自信も大事でしょうね。やはり後ろからつなぐ時には特に前の選手は「取られたらどうしよう」「カウンターからピンチになったらどうしよう」と怖さが出てくるもの。パスを出す側の僕としては、積極的にボールを受けようとする意志を見せてほしいし、パスコースをつくってほしいとは思います。確かにボールロストがピンチにつながることは多いので慎重になる気持ちはわかるんです。でも、すぐに守備に切り替えれば何とかなる。そこは前と後ろの信頼も関係していて、ボランチの僕らを含めて後ろがしっかり切り替えて守ることができれば、前の選手もボールロストを恐れることなく積極的な姿勢になれるだろうなとは思います。欲を言えば、大宮戦の終盤もボールをつないでゲームを支配した上で終わらせられれば良かったな、と。その方が同じ勝利でもより気持ちが良いし、ボールを持っている方が疲労感もないので、今後は終わらせ方にもこだわっていきたいなと思います。
―疲れがあるゲーム終盤にパスコースをつくるために動く、というのもかなり難しい作業ですよね?
そうですね、大宮戦では僕も最後、足が止まりました。それでも、パスコースをつくる、ボールを保持するために必要な角度をつけるために、頑張って一歩、二歩、足を動かすことができれば、相手も疲れているので、ボールは前に運べるはず。今後はそういうところで頑張れるようにしていきたい。それが自分たちらしさにつながると思うし、そうすることで結果もついてくるかな、と。
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―ボールの配り手として、疲れた中で受け手が一歩、二歩動いてくれることは大事?
間のスペースに顔を出してほしいですし、それに連動して3人目がポジションを取ってくれると、自然にボールが動いていきます。今は前の選手も頑張って何とか顔を出して受けようとしてくれていますが、3人目の動きが不十分なので、顔を出して受けてくれ、そこからリターンパスをもらった時、次に出すことから見当たらないという場面が多いので、そこは練習でもっともっと高めていきたいところです。
―小林伸二監督は「つながる」という言葉をよく使いますね。
僕はダイゴ(髙橋大悟選手)とつながることが多い。アイツは僕がパスを受けてほしいと思うところにいてくれる。その感覚をほかの人ともできるようになれば、チーム全体としてのつながりが深まるだろうなと感じています。そこまでのレベルに行けば、高い位置での攻撃のクオリティーも上がると思うし、そうなると結果もついてきて、順位も上がっていくと思います。
―髙橋選手の話が出ましたが、彼と『合う』というのはサッカー観が似ているから?
サッカー観というか、感覚、フィーリングが合うってことなんだと思います。ポジションは違いますが、小さくてちょこちょこ動きながらプレーするのも似ていますし、またアイツのキャラが人の懐に入ってくる感じなので、そこも合わせやすい要素になっているのかもしれません。
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―ボールをつけたいタイミングと場所に動いてくれて、返してほしいタイミングと場所にボールを戻してくれる、そういうものは感覚的なものが合致してのプレーなんですね。
そうだと思います。あとはアイツがいかに気持ちよくプレーできるかがチームの勝敗に大きく左右すると思っているので、僕はアイツが気持ちよくプレーしてもらえるようにボールを配りたいですね。
―そこは自分が目立ちたいとは思わないのでしょうか?
周囲を生かすパスを出すためにたくさんボールに触っていれば必然的に目立つだろう、と思っていますけど(笑)。
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―去年に続いてジュビロ磐田からの期限付き移籍という形で今年もギラヴァンツ北九州でプレーしているわけですが、その決断について。
ジュビロと契約しているので、ジュビロから戻って来いと言われたらそうするしかないのですが、実際は「もう1年やってきて」という雰囲気でした。ヤットさん(遠藤保仁選手)が今年もプレーすることは分かっていたので、ジュビロに戻っても学ぶことは多かったとは思います。でも逆に一番手、二番手として試合に出ることは難しいだろうとも思えたのと、試合に出ることが成長の一番の方法だと思っていましたので今年も北九州で、と。
―磐田では元監督の名波浩さんからの評価が高かったと聞いています。
昌平高校からの加入前に特に言われていて、でも、名波さんはとても厳しい方だったので、結構強く言われましたし、試合には簡単に出してもらえませんでした。でも、名波さんが監督を辞める最後の試合で僕はリーグ戦デビュー(19年6月30日、J1第17節・川崎F戦/0-3)をさせてもらいました。それは名波さんからのメッセージだと感じました。
―名波さんによく言われていたことは?
僕は自分がボールを持っている時にターン(切り返す)することが多かったのですが、それはやめろ、と。方向を変えるときは味方にボールをつけてそのリターンを受けろ、と。その方が受けるまでの間に顔を上げて前を向けるから良いパスコースを見つけられる、という考え方です。でも僕は自分でボールを触りながらそれをしたいタイプなので、そのやり方がなかなか抜けなくて、今もターンすることがありますね。
―針谷選手のプレーを見ているとボールを失う場面がほとんどありません。
失っちゃいけないポジションですから。無理に前を向こうとしないことも失わない理由かもしれません。でも、それは僕の判断力や視野の確保が十分ではないからでもあります。そこが伸びてくればボールの持ち方も変わるかもしれませんね。あとは相手の逆を取ることは常に意識していることも、失わない理由の一つかもしれません。
―ボールを失わない持ち方を習得するために、どんな練習を?
僕の場合は、いつの間にか自然に、ですかね。それでも高校の時に言われて今も意識していることは、「隙があれば相手の前に入れ」ということですね。先に相手の前に体を入れてボールを触れば、ボールを失う前に倒されてファウルをもらえるので。僕は小さいし体の線も細いのでフィジカルコンタクトの部分ではどうしても劣る。そういう中でボールをキープするには、体の使い方は大事になります。
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―配球能力が高いことは誰の目にも明らかですが、守備での奮闘も光ります。
昔からさぼり癖があるので、意識して頑張っています。「いま、サボっちゃったな」と自分で分かるので、そういうのを極力減らすように自分のお尻を叩きながら足を動かしています。
―第15節・大宮戦でのオウンゴールによる失点の場面、右サイドからクロスを上げた選手を追いかけた針谷選手は非常に悔しそうな表情を見せていました。
相手の動きを予測できていなかったことに対しての後悔ですね。予測できていればあそこまで出足で遅れることはなかったはずで、クロスのコースに足を出すことができたと思うと、悔しくて。
―守備は楽しい?
いいえ、楽しいというところまではまだいけていません(笑)。最低限のことを僕のところでやって、プラスアルファは僕以外の選手がやってくれれば、と思っています。僕が守備をやるのはゴールを守るというよりも、マイボールにするため、という意識が強いですね。
―今の北九州は若いチーム。それによるプラスとマイナスは?
歳が近い選手が多いので仲が良く、いろいろなコミュニケーションがとりやすい、それによって今年は結果が出せていませんが、落ち込むことなく、元気よく前を向いて課題に取り組むことができているというのはプラス材料だと思います。逆に若いから経験も乏しく、ゲームの中で点を取った後、取られた後の試合の動かし方がうまくないことがマイナス点ですかね。でも、そこは経験を積んでいくことでしか改善できないことだと思うので、これから、ですね。
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―練習場と家の往復はいつもスウェットの上下。チームメイトからは「パジャマで来るなよ」と冷やかされています。
まず、断っておきますが、パジャマではありません。ちゃんと着替えてのスウェットです。
―なぜ、スウェットなのでしょうか?
楽だからです。それと服にはそれほど興味がないので。メーカーさんからいただいたものがほとんど。いただいたものはちゃんと着ないと、ということですね。今日、撮影があることを忘れてしまって、いつも通りスウェットで来ちゃいました。もう少し、気を遣えば良かったかな。
―犬派? 猫派?
猫派です。高校の時に実家で飼い始めて。今も飼いたいのですが、ペット禁止の住居なので。今のチームは犬派が多いですね。コウタ君(村松航太選手)とヤス(西村恭史選手)も最近飼い始めましたよ。去年までは猫派が多かったのに。ケンタ君(福森健太選手=現・大分トリニータ)、シン君(國分伸太郎選手=現・モンテディオ山形)、レレ君(ディサロ燦シルヴァーノ選手=現・清水エスパルス)が飼っていましたからね。犬の何が良いのか僕には分かりません。犬はよく舐めてきますが、臭いんです。猫はそんなに舐めてきません、自分の毛づくろいで忙しいですから。たまに舐められますが、匂いはしないし、舌がザラザラしているから舐められても気持ちがいい。
―スウェットから引っ張られてのイメージですが、朝は強くない?
起きられるんですけど、毎朝、眠いです。練習の日はスマホのアラームの時間をずらして5回鳴るように設定しています。でも大体、1回目で起きますよ。
―では、眠いけど寝坊をしたことはない?
う~ん、こっちに来て1回かな、あります。でも、練習には間に合ったのでセーフです。ミーティング前の集合時間に間に合わなかっただけで。
―世間ではそれを遅刻と言いますね。
はい…、罰金を取られました。反省しました。
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―パスへのこだわりについて。
縦パスをなるべく入れるようにしています。サイドチェンジのパスがあんまり、なんですよね。好きじゃないというか、大きく展開することがそんなに得意ではない。自分がどフリーならしますけどね。一つ飛ばしのパスは普通にするけど、二つ三つ飛ばしのパスになると少し迷います。自信がないんです。成功確率として五分五分のパスはしたくない。
―でも縦パスは相手も警戒してくるはずだから、成功確率はそんなに高くないでしょう?
縦パスを入れるときは、成功確率2割、失敗する可能性が8割だとしても、出してやろうと思います。
―その考えの差は何でしょうか?
横パスを失敗すると自分もそうですけどチームとしての、その後の対応が大変ですから。横方向のパスは堅実に安全にという考えです。縦パスは取られても何とか対応ができるし、そもそも勝負のパスなので、リスクは伴うもの、という考えですね。
―セーフティーな横パスと挑戦的な縦パスを、どうバランスをとって配球するのかもパサーとしての醍醐味ですね。
その通りですね。そこは自分がかなり意識している点です。僕がメンバー外だった3試合(第12節から第14節)はそこのバランスがよくないように見えました。ハルキ(井澤春輝選手)もすごく頑張っていましたが、どちらかというとサイドへの展開が得意な選手ですからね。
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―ボランチにはタイプの異なる選手がいますね。
そうですね、ハルキは球際の守備が強い選手ですし、大きな展開も得意で、僕はどちらかというとそういうのが得意じゃないので相性としては良いのかな、と。ダイゴとは去年僕が初先発した新潟戦(第32節/0-1)でボランチを組んで、あれは結構アリかなと思いましたが、去年のチームだからそれで良かったのかな、と。今年はやっぱりダイゴは前でプレーしたほうがいいように思います。
―針谷選手が縦パスを出すときは、受け手の方を見ないで出すことが多いですよね?
最初から受け手の方を見ていたら相手もそのパスコースを閉じてきますからね。そのへんはすでに相手もスカウティング済みですから、そこは駆け引きをしないと通らない。
―スカウティングされていることを感じる?
最近は特にダイゴとのラインを消されています。出したいけどラインを消されていたらしょうがない。でも、さっきも言いましたが、ダイゴにボールをたくさん触らせて気持ちよくプレーしてもらうために、そこでもいろいろな駆け引きをするようにはしていますよ。“振りのパス"を入れたりして。
―パサーとしての存在感が増せば増すほど、当然、相手の警戒は強まります。相手の圧力が強い時にどうやって回避するのか、そのための手段は準備しているのでしょうか?
あまり決めていません。形にとらわれる、型にはまったプレーが好きではないので、「こうしよう」とあらかじめ決めることは少ないですね。
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―形にとらわれたくない、とは?
誰かに言われた通りにすることが嫌、というか。
―でも、チームの一員としてのタスクはこなさなければならないのでは?
もちろん、そういう役割はしっかり忠実に。でも、自分のプレーに関しては自由な発想でやりたい。シンジさんもそこは分かってくれているようで、比較的自由にやらせてもらっています。その上でアドバイスをくれる。例えば今日の練習では「少し受ける位置を変えてみたら?」と声を掛けてもらいました。
―今後、チームが浮上するために何が一番必要でしょうか?
点数です。しかも先に取れれば。あとは、大宮戦のようにセットプレーで点数を取れれば一気に楽になりますね。セットプレーに関しては、僕やダイゴが良いボールをゴール前に送れば何かが起こると思います。あと、個人的にはミドルシュートをもっと積極的に。入らなくても枠に飛んでいればセカンドボールからチャンスも生まれますから。キーパーがファンブルするようなボールを蹴る自信もあります。
―いろいろと話を聞いていると、かなり自分に自信があるようです。
自信を持っていないと試合に出られないポジションを任せてもらっていますからね!
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文・島田徹 写真・筒井剛史
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今回のイチオシ商品

ハンバーグヴィアンド
(冷凍/180g)
定価279円(税込)

湯煎するだけ簡単!肉汁がじゅわ~っと溢れるジューシーハンバーグ。180gのビックサイズでボリュームも満点です。

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針谷岳晃選手の一口感想

「肉厚でしっかりしていて、ハンバーガーとして食べた時でも他の素材に負けないくらいのインパクトがあります!」

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