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新門司NOW

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新門司NOW 第8回 新垣 貴之選手に芽生えた意識

ギラヴァンツが誇る個性派ドリブラー・新垣 貴之選手。最近、取材などで発せられる言葉の端々からも、リーダーとしての意識が芽生えつつあるように感じる。苦しい戦いが続く中で、考えていること、やらなければいけないこと、そして自身の変化について聞いた。

リーグ戦中断期間直前に行われたアウェイでのV・ファーレン長崎戦。この試合でケガから復帰した新垣選手は、自身の今季初ゴールを含めて2得点に絡み、6試合得点がなかったチームの停滞感を見事に払拭した。長崎戦を含め復帰後、目に見える結果はもちろん、これまで以上に意欲的にプレーしている印象だ。

「離脱してからの数試合を外から見ていて、今無理するところじゃないなって思うところで無理してタッチ数が多くなり、パスを受けた選手が困って、結果として奪われ方が悪くなったりする場面が沢山あったなって思うのと、90分通して状況が変わらない試合が多いのかなって感じました」

こうしたピッチから離れることで感じたことを改善すべく、復帰後に意識したことがある。

「チームとしてのやり方があるのは前提で、まずポジションが近い選手と話をしていこうと思って、どんどん話していると、意図的なパスとかポジション取りがあまり見えてこなかった事が多かった。相手の状況を見てプレーを選択できていないから90分通して状況が変わらない事にも繋がっているなとは感じたので、自分が言うことが間違っているかもしれないけど、こうした方が良いとか、こう思ったから俺はこのポジションを取ってるっていうのをどんどん話して、チームとして共通意識を増やしていければいいなと思って練習もやっていました」


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プロ3年目を迎えた今季、上述したように周囲のことを考えた発言も増えてきた。こうした変化について、自身の立場や今後のことを考えたことがきっかけだったようだ。

「自分も中堅と言われる年齢になりましたから。試合中相手の状況などを見ながら判断できるようにならないといけないですし、そのために今は海外サッカーも含めて他の試合を多く観るようになりました。自分たちと比べて見て、どうしたらいいかを考えたりして、それを周りに伝えながら共通意識をもち、流れを持ってこられるようにということをやったりしています。
これから引退するまで、ずっと同じ監督のもとで同じサッカーをするということはほぼありえませんし、いざやり方が変わるとギャップが生じてしまうので、選手としての幅を広げておかないと対応できなくなってしまう。年齢を考えても今から意識してやっておかないといけない、と考えたんです」

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ところで、新垣選手の特徴といえば何と言っても変幻自在のドリブル。その姿にワクワクさせられている方も多いはずで、自身も強いこだわりをもつ(詳細はシマダノメ Season1 深掘りインタビュー Vol.5[記事は下記関連リンクより])。だが、新垣選手の武器は攻撃だけでなく守備にもあり、その貢献度については小林伸二監督も事あるごとに評価している。

「自分では得意と思っていないんですけどね。ただ、自分のサイドでやられたくはないので、まずはボールを出させないこと、それから誘導して後ろの人が奪えるようにとか、クロスを上げさせないとか最低限のことはやろうというスタンスです。まあ、ボールホルダーとの距離を詰め切れていない部分など課題もあるので、そこは直していきたいですが」

本人は謙遜しつつもやはり攻守両面において、もはや替えの効かない存在になっているのは間違いない。次の段階として、チームを引っ張る、いい方に導いていく、組織にとってもっと大きな存在になっていくような気配も漂わせている。

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最後に、厳しい戦いが続くことが予想される残り15試合、個人・チームとして必要になること、そしてサポーターへの思いを聞いた。

「今季の戦い方としてメンバーも少しずつ替わる中で、どのメンバーでやってもチームとしてクオリティを出さないといけません。だからこそ、練習や試合でのちょっとした時間、合間合間で話をして、皆がやることを合わせる作業が必要だと思います。個人的にはゴール前でのプレーを増やしたい。得点やアシストに絡んで、結果を出したいと思います」

「今、サポーターの皆さんもこういう状況で気持ちが落ち込んでいると思う。僕たちは頑張って勝利を届けるために全力でプレーし続けますが、勝つためには皆さんの力は絶対に必要です。皆さんも同じチームとして共に戦ってほしいですし、一緒にこの街を盛り上げていきたい」

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アウェイ長崎戦の試合後、新垣選手から出てきた言葉で忘れられないものがある。

「これからは思ったことをもっと言っていこうと思います」

自他ともに認めるマイペースさが特徴だった”ガッキー”が、こんな強い意思表示をするようになった。プレー面と同じようにメンタル面でも強くチームを引っ張り、助けていってくれる、そんな期待を抱かずにはいられない、ここ数週間である。

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