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新門司NOW 第7回 チームを勝たせる選手に!3年目のJデビュー田中 悠也 選手

2021年8月9日、リーグ再開初戦となったホームFC琉球戦で、プロ入り3年目のGK田中 悠也選手が念願のJデビューを果たした。過去2シーズン、試合での出番がなくとも、練習で誰よりも声を出し、貪欲に汗をかき続けたチーム最年少の”いま”の心境を聞いた。

0から1への進歩

「いつも通りやれって哲平さん(上杉GKコーチ)には言われました。自分の中では特別考えていたことはなくて…1週間前に練習試合もやれていましたしね。入りはしっかりすることとか段階を少し考えたくらいでした。思ったよりも緊張しなくて、楽しめたんじゃないかと思っています。でも、やっぱり勝ちたかったです」

琉球戦を振り返ってもらっての感想だ。プロ初出場、ましてやチームの状況的に硬くなったり力が入ってしまったりしてもおかしくない中、本人の言う通り堂々のデビューだった。だからこそ、”結果”が欲しかった。

「でも、デビューできて0を1にできたということは自分の中でも安心したというかホッとしたというか…。キーパーって1人しか出られないので、そんなに多くチャンスはやってこないポジション。いつその機会が来るかわからない状態でやっていたので、試合に出られたということは自分の成長にとっていい材料になります」

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加入した2019シーズンから、練習に向かう準備や前向きな姿勢、誰よりも声を出して練習を盛り上げる姿が印象的だった田中選手。過去2シーズンでもはっきりとわかるほどの成長を見せていたが、プロとして意識が変わったのは意外にも最近のようだ。

「正直に言うと、1年目とかは高卒で右も左もわからない中、何かを意識して取り組むというよりはただ練習を一生懸命していただけでした。徐々に慣れてきて少し周りが見えるようになり始めたところで、昨秋ごろにケガをしてしまって…。今年に入り、練習しながら治すことになって1月からずっと取り組んできましたが、心のどこかではケガをしているから、みたいな言い訳をつくってしまっていた気がするんです。3月くらいになって、このままではダメだと思って、いろいろな人と話をしたりして…。そこからは、練習の中でのゲームの勝ち負けとかも含めていろいろな”結果”にこだわるようになりました」

切磋琢磨できる仲間の存在

自らの意識を変えたことはもちろんだが、日々共に練習する仲間の存在も成長のスピードを大いに上げてくれている。

「練習中、自分ができていないのに他の人ができていたら何でなのかを考えたり、逆に他の人がうまくいってない時にそれはなぜかを考えたり…。過去2年よりも、他のGKと年が近くなった分、盗み盗まれじゃないですけど、切磋琢磨しながらすごくいい関係でいられていると思います。
それとプレー面ではもちろんですが、他の3人に少なくとも”気持ち”では負けたくないですね。負けたくない気持ちとかいろいろなものを含めての”気持ち”。年下だからとかではなく、一選手としてそうありたいなと思いますから。
そんな中で、有輝くん(加藤選手)の離脱はショックというか寂しいというか…。向上心が強く、いつもうまくなろうと思ってやっているところとか見習わなきゃいけないと思っていましたし、背中を見ていたので。半年一緒にやっていましたし、感情移入しちゃいますね。けど、有輝くんが離脱した分、自分が今まで以上にしっかりやらないといけないという気持ちになっています」

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デビューのその先に

加藤選手の離脱はあったものの、すでに4名全員がスタメン出場を果たしたGK陣は誰が出ても遜色ないほどハイレベルな競争をしている。その中で、田中選手は開幕前にあげた今季の目標『Jデビュー』を達成した先に、すでに高い目標設定をしている。

「当面の目標は、そんなに簡単なことではないですが残り18試合全部出ること。有輝くんが離脱してしまった時から、後期の目標として定めました。
”チームを勝たせる選手” が僕の目指す選手像。今まで出ていなかったからこそ、チームが勝てない状況の時に『俺が出れば』とか思ったりしたこともありました。でも、いざ出たら何が何でも結果を得ないといけない。内容がいくらよくても負けたら意味がないし、内容が悪くても結果を出すことが本当に大事。極論、何本シュートを打たれようが決められなければいいので。それも”チームを勝たせる選手”っていうことだと思っています」

公式戦を経験し一皮むけたからこその頼もしい言葉が出てくるが、やはり最年少の立場からチームをよくしていく意識も持ち合わせている。

「誰よりもフレッシュに、元気よく声を出したりして、いい空気を周りに伝染させていければと思います。経験値では勝てなくても、僕なりにやれることでチームにいい影響を与えたい。まずは愛媛戦に勝って、いい流れでギラフェスに入っていきたいですね」

熱くも冷静にプレーし、大きな声でチームを鼓舞するその姿は、とてもチーム最年少とは思えないほど頼もしい。ついに頭角を現し始めた若き努力家が、巻き返しを期すチームの起爆剤になるはずだ。

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