2024.9.7SAT18:00
ミクニワールドスタジアム北九州
HOME
試合終了
ギラヴァンツ北九州
前半
後半
FC今治
- スタジアム
- 入場者数
- 天候/気温/湿度
- 主審
- 副審
- 第四の審判員
MEMBERメンバー
REPORT試合経過
DATAデータ
14:45 | 横断幕事前搬入開始 |
15:30 | シーズンパス先行入場 |
16:00 | 一般入場 |
17:10 | 選手ウォーミングアップ開始 |
17:30 | ギラヴァンツ北九州選手紹介 |
17:59 | 選手入場 |
18:00 | キックオフ |
18:45頃 | ハーフタイム |
19:45頃 | 試合終了 |
TOPICトピック
STADIUM MARCHEスタジアムマルシェ
スタジアム内
15:30 | スタジアム内 販売開始 |
-
-
-
-
-
-
②GY CURRY(ジーワイカレー)
ギラソール冷やしキーマカレー 800円
西小倉のカレー屋さん。名物「グリーンカレー」ほか、夏季限定「ギラソール冷やしキーマカレー」が登場!ギアヴァンツの勝利を冷たく熱く応援しましょう!
-
-
④mon’s cafe(モンズカフェ)
お待たせしました‼️新登場‼️mon'scafeの店頭で大人気のスムージー!砂糖、氷不使用で身体に優しい。美味しく健康に♡「美肌MIX(苺、レモン、ピンクグレープフルーツ、バナナ、オレンジ)」「ブルーベリー」の2種類。
-
-
-
-
-
-
スタジアム外
14:30 | スタジアム外 販売開始 |
-
前節の福島ユナイテッドFC戦で無敗記録が13試合で止まりました。第12節のY.S.C.C.横浜戦以来、約4カ月ぶりの敗戦を選手たちは、どう受け止めたのでしょうか。
7勝を挙げるにとどまった昨季を経験している高吉正真選手と山脇樺織選手の言葉はまったく同じでした。
「なかなか勝てなかった去年とはまったく異なる悔しさがあります。13試合負けていなかったからこそ感じられる悔しさなのだと思います」
話を聞いたすべての選手が福島戦での敗戦を大いに悔しがっていましたが、だからといって気落ちしている様子はまったくありませんでした。
「いつかは負けるものだと思っていたので、そこまで大きなショックは受けていません。ただ、悔しいことは事実。だから、負けたことを引きずるのではなく、次の試合に気持ちを向けることの方が大事」
そう話したのはジュビロ磐田から加入後出場9試合目にして初めての敗戦を経験した藤原健介選手です。福島戦の敗戦をバネにしてさらに良い戦いをしていきたい、というのが選手の総意であると感じました。
そう思えるのは、決して簡単ではなかった無敗の13試合で選手とチームが成長し、たくまくなった証でもあります。そういう状況だからこそ、永井龍選手の次のような言葉も生まれるのでしょう。
「個人とチームが課題を見つめ直し、もうワンランクアップするために必要な敗戦だと捉えています。福島に負けたことで僕以外の選手も『もっと、こうしなくちゃいけない』と感じることがあったはず」
「そのことを本気で考え、それを克服するために本気で練習に取り組むことができるなら福島戦の敗戦をプラスに変えられる。そして今治、大宮と続く上位チームとの対戦を前に、そういう状況になったことを前向きに捉えています」
選手たちが福島戦の敗戦で立ち止まっているわけにはいかないと考えるのは、今節がリーグ2位のFC今治が相手であり、次節が首位・大宮アルディージャとの対戦であることとは無関係ではないでしょう。
そして福島戦の敗戦を本当に意味あるものとするためには、その2戦で結果を残す必要があります。今節以降の12試合にどういう姿勢で臨むべきかを増本浩平監督に聞きました。
「今季は6位以内との目標を立ててスタートしました。そして今、その圏内にいて、ストレートイン(自動昇格)の可能性もあります」
「そういう状況下ではいろいろなプレッシャーやストレスがかかってくるもの。ここから試合数が減るごとに無意識のうちに頭の中で『計算』し始めるようにもなるでしょう」
「そういうことも含めて本当の意味でのプレッシャーにどうやって立ち向かっていくのか、そのためにどう覚悟を決めるのか、そしてそうしたプレッシャーをどう楽しめるかが大事になると考えています」
さて、久しぶりの敗戦の後だからこそ重要となる今治戦に話を移しましょう。
今季から指揮を執る服部年宏監督の下で開幕4連勝と好スタートを切った今治はその後も上位争いを演じていましたが、第11節からの4連敗で11位に後退しました。
しかし第19節から第23節までの5連勝により再び上位に浮上、前節の奈良クラブ戦で勝って10試合負けなしとして、J2自動昇格となる2位につけています。
3バックと4バックの併用から、3バックを基本システムとして固定してから、攻守のバランスが整って好調につながったように映ります。増本監督は現在の今治を次のように見ています。
「堅いサッカーをするチームという印象です。3バックから守備時には[5-3-2]へシフト。隙のない守備ブロックを組んで相手の攻撃を阻んだら、前にシンプルにボールを運び、ヴィニシウス選手ら前線の個の力を存分に生かした攻撃を仕掛けます」
今治の無敗のここ10試合のデータを見ると、無失点勝利が3試合であるのに対して複数得点で勝った試合は8試合。前節・奈良戦で6ゴールを集めていることも含めて攻撃力が武器のチームと言えます。
今治の1試合当たりの平均シュート数は「14.6本」でリーグ最多。ギラヴァンツ北九州は「11.9本」で13位です。そして同じくリーグ最多となるのがドリブル数。パス総数はリーグ17位の少なさです。
これらの数字から見えてくる今治の攻撃スタイルはまさに増本監督の印象通りです。なるべく手数をかけずに前線の個の能力を生かすボールの運び方をすること。アタッキング・サードに入れば、福島のように細かいパスワークで崩しにかかるのではなく、ドリブル突破から相手守備網を破りにかかりシュートに持ち込む。
そうしたスタイルの攻撃の要となるのがリーグ得点ランク2位のマルクス・ヴィニシウス選手です。このブラジル人ストライカーはドリブル総数(103回)とシュート総数(105本)が断トツでチームナンバーワン。
176センチと上背はそれほどありませんが、12得点のうち半分の6得点がヘディングによるもの。守備時も含めた空中戦勝利数はリーグトップと、足下のテクニックに加えて高さもあるレフティーです。
ヴィニシウス選手に次いでゴールを挙げているのが左ウイングバックでプレーする近藤高虎選手とシャドーやトップでプレーする横山夢樹選手で、ともに5ゴールを挙げています。
今季、帝京高校から加入の横山選手のドリブルは破壊力抜群です。また得点だけではなく多くの好機も演出する18歳にはヴィニシウス選手同様の警戒が必要になります。
このように今治のアタッカー陣は強力ですが、それに対して怯む様子を見せないギラヴァンツ北九州の選手たちにも頼もしさを感じます。
右サイドバックで出場すれば横山選手や近藤選手とマッチアップすることになる山脇選手はこう言います。
「推進力のある2人とのマッチアップがとても楽しみ。僕も守備の部分で1対1の時の間合いの取り方や、ボールが逆サイドにある時のポジショニングなど少しずつ成長しているという実感があるので、彼らを抑えるという仕事に自信を持って向かえます」
また、福島戦での敗戦はもちろん、無失点ゲームが5試合で途切れたことを心底悔しがっていた工藤孝太選手は次のようにコメントしています。
「ヴィニシウス選手はうまいだけではなく空中戦勝利数もリーグトップなので、前線に攻撃の起点をつくる選手としても十分に警戒しないといけない。でも僕らの守備陣も高さには自信があるので、ヴィニシウス選手へのロングボールをはじき返して攻撃の芽を摘みたい」
「福島戦で後半の、しかもあの時間帯に失点をしたのは久しぶり。確かに大きなショックを受けましたが、それによって無失点への意識はこれまで以上のものになったことも確か。残り12試合あるので、5試合を越える連続無失点を実現したいと思います」
今治、大宮と続く上位チームとの2戦は苦しい戦いになるとの覚悟が必要です。しかし、とてもポジティブなチームの雰囲気や選手の言葉があるので、心の中が不安で覆い尽くされることはありません。大きな希望があります。
今節は3試合ぶりのホームゲームです。敗戦の悔しさをバネに再度ジャンプしようとしている選手たちへの熱い後押しをぜひミクスタで!
[文:島田 徹]
MATCH DATA マッチデータ
STATS スタッツ
THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 27 | 田中 悠也 |
DF | 22 | 山脇 樺織 |
DF | 50 | 杉山 耕二 |
DF | 13 | 工藤 孝太 |
DF | 33 | 乾 貴哉 |
MF | 6 | 藤原 健介 |
MF | 34 | 高吉 正真 |
MF | 29 | 高 昇辰 |
MF | 17 | 岡野 凜平 |
MF | 21 | 牛之濵 拓 |
FW | 10 | 永井 龍 |
THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 31 | セランテス |
DF | 4 | 市原 亮太 |
DF | 3 | 福森 直也 |
DF | 26 | 二見 宏志 |
MF | 14 | 弓場 堅真 |
MF | 18 | 新井 光 |
MF | 6 | トーマス モスキオン |
MF | 7 | 山田 貴文 |
MF | 9 | 近藤 高虎 |
FW | 10 | マルクス ヴィニシウス |
FW | 36 | 横山 夢樹 |
RADAR CHART レーダーチャート
PATTERN 得点パターン
RANKING 得点ランキング
HOT ZONE ホットゾーン
COMMENT選手コメント
PLAYER
杉山 耕二Koji SUGIYAMA
Q:(福島)前節の試合を振り返ってみて
A:相手の戦い方や上手さを受け入れて、相手より上回ることができなかったので、負けるべくして負けたと思いました。
Q:13試合負けなしだったことよりも、これからの残り12試合が大事になるかと思います。
A:ほんとに自分自身もそうだと思っていて、13試合負けなしだったことにこだわる必要はないと思います。過ぎてしまった過去をしっかりと受け入れて、現実と向き合い、これからの1試合1試合に対して真摯にチームとして進んでいくことが大事になると思います。
Q:上位チーム(今治戦・大宮戦)との2連戦になります
A:ここからJ2自動昇格を目指すにあたって、絶対に落とせない試合だと思いますし、連敗を絶対に避けないといけません。2連戦大事ですが、目の前の試合に対して、チーム全員でひとつになって戦いたいと思います。
Q:ファン・サポーターに向けて、メッセージをお願いします。
A:ホーム・アウェイに関わらず、皆さんの声援が自分たちの力になっています。今治戦は、チームとして落とせない1戦になります。最高の応援で僕たちを後押しして、共に戦ってください。
COMMENT監督コメント
MANAGER
増本 浩平Kohei MASUMOTO
[試合総括]
難しい形で少し距離が遠かったり、相手の出方、シャドーがサイドバックを見ているのか、相手のウイングバックがジャンプしてそれを捕まえてくるのかというのを引き出すために、低い位置にサイドバックを置いてフリーにするのか。シャドーが来るならボランチがフリーになるので、そこから前進。ジャンプしてくるのであれば、サイドバックに時間が与えられるはずなので、そこから内側にサイドハーフまたはトップ下から前進という形を描いて入りました。
ただ、忘れちゃいけないのは相手が何を嫌がっているのかというところ。永井や(高)昇辰の質的優位をもう少し有効に活かせれば、もう少し相手は嫌な形で我々がボールを運ぶ時間ができたんじゃないかなと思います。
チャレンジしたところのミスに関してはやり続けるしかないと思います。ただゲームなのでやり続けた結果、そのイージーなミスから失点をしてゲームを落としてしまうというのは、やはり昇格していく上ではなかなか厳しい戦いになってきてしまうので、自分たちが目指すものはあるにせよ、何を表現するのかというのを今日は修正しきれずに入ってしまったかなと思います。前節の福島さんのところでなかなかいい形が作れないところもあって、結構自分たちの形ややりたいことに固執してしまったのかなというのがあるので、そこはもう少し解放してあげなきゃいけないと思います。そこをチョイスするなら質的に上回っていかなきゃいけないし、やろうとしていることに対して、僕はミスはしてもいいからそのミスの後の振る舞いが大事だという話もしています。その後の止まってしまうコンマ何秒かもしれないですけど、そのコンマ何秒でやっぱりひっくり返されてしまうので、ミスした後の振る舞いをどういう風にするのかということについてはハーフタイムに話をしました。前進の形も最初から少し乾を高く取らせて乾に長いボール入れてヘディングで競り勝ったところから前進していくという形も提示はしていました。おそらく、中のパワーバランスではやれるという感覚があったのかなとは思っているので、その質をもっと高くしていく準備をしていかなきゃいけないですし、次に大宮さんとやる上で何をチョイスするのかというのはまた来週選手と共有したいなという風に思います。
福島戦もそうですし今日の今治戦も、少しもったいないミスが多かったかなと。最初に話した通り、ちょっと低めにサイドバックを構えたところからスタートしているので、距離感があるボランチからの縦パスを相手は狙っていて、その距離感というのは結構難しいものがあり、センターバックが入れるくさびの距離感と多分似かよったものになっていたと思うので、その辺の距離をつめる方策は考えていかないといけないです。
ただ、やろうとしたことに終始彼らは自信を持ってなかったかな。やろうとしたことは評価していますし、次に繋げていってあげなないといけないなと思います。
Q:3点差でのショッキングな敗戦だと思いますが、選手たちには試合後どういった言葉をかけましたか?
A:負けないことが続くこともあれば、負けることが続くこともあるという話はしました。ずっと言い続けているのは一喜一憂しないことだと思いますが、うまくいっていた試合が多くてうまくいっていた時期が長かった分、今日みたいなゲームは見ている人たちからするとかなりショックになったかもしれないです。ただ今日は今治さんはかなり僕らよりも切り替えも早かったと思いますし、出ていく力もありました。持たせて奪ってショートカウンターなど、普段僕らがよくやっているような形で得点やセットプレー、クロスなど得意なものを全て出して得点した形になっていたと思います。それは本当に今治さんの力だと思いますし、そこが僕らに足りなかったところで、もう1回出直さなきゃいけないところかなと思います。1点差で負けても3点差で負けても次の大宮さんに向けて何をするかというのは変わらないので、そこに向けてどういう風に作っていくのかということに集中したいなと思います。やられた形はしっかり反省して、そういう形でやられないようにしていかないといけないと思います。
COMMENT選手コメント
PLAYER
井澤 春輝Haruki IZAWA
Q:負けない試合が続いて2連敗となりました。率直に今日の試合の結果を受けての感想をお願いします。
A:前回福島に負けて2連敗は絶対できないという試合でしたが、今日はホームでたくさんの人が入ってくれていつもよりも後押しを感じました。その中で結果が出なかったということに関しては悔しいです。
Q:試合内容としては決して0-3で負けるような内容ではなかったなと思いましたが、選手としてはいかがですか?
A:ピッチの中でも自分たちがしていることは間違ってない中で、でも結果が出ないというのは自分たちのミスや、自分たちで手放したところが今日は大きいと思います。内容は悪くない、ではなくて、勝って証明しないといけないので、なんとしても勝ちたかったんですけど、悔しいです。
Q:残りあと11試合となり落とせる試合がなくなってくる時期になってくると思います。
A:毎試合ですが、1つ1つ目の前の試合の勝ちにこだわるというところでは今まで積み上げてきたと僕たちは思っているので、残り10試合と考えながらも本当に1つ1つ目の前の試合を勝ち抜く気持ちで毎週取り組んでいきたいなと思います。
PLAYER
矢田 旭Asahi YADA
Q:前節今節と連敗になりました。今日試合を率直に振り返ってください。
A:ホームで0-3での敗戦というのはあってはならないです。サポーターの方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですし、自分たちもここでもう1回立ち上がらないといけないなと思います。
Q:先発で出場されて実際にプレーをしていていつも違う違和感はありましたか?
A:単純にミスが多かったというのもあります。それは相手のプレッシャーの圧に全体的にチームとして押されてイージーミスが多くなったのかなと感じています。
Q:効果的なスルーパスなど、得点の匂いもありました。
A:結果に繋がるプレーをしたかったので、そういう部分をチャレンジはしていたんですけど、結果としては得点を奪えてないのでもっともっと回数も増やさなきゃいけないですし、質も上げなきゃいけなかったのかなと思います。
Q:若手の選手が躍動してるチームではありますが、終盤だからこそベテランの必要性も大事になってくると思います。今後どういう風にチームに貢献しようと思いますか?
A:しっかり試合に出てまずは結果のところです。ポジションが前線なので、そこが1番大事なのかなとも思います。これからは本当にプレッシャーがかかってくる試合ばかりなので、そこの部分でもチームの力になれるようにやっていきたいと思います。