2022.7.30SAT18:00
ミクニワールドスタジアム北九州
HOME
試合終了

ギラヴァンツ北九州
-
前半
後半
-

アスルクラロ沼津
- スタジアム
- 入場者数
- 天候/気温/湿度
- 主審
- 副審
- 第四の審判員
MEMBERメンバー
REPORT試合経過
DATAデータ
14:45 | 横断幕搬入 |
15:30 | シーズンパス先行入場 |
16:00 | 一般入場 |
STADIUM MARCHEスタジアムマルシェ
-
-
-
-
④いも繁
全国から厳選した最上級の芋を、2時間以上かけてじっくりと焼き上げた焼芋は、甘くて柔らかく『まるで天然のスイーツのよう』と大評判!超しっとり系なのでスプーンですくってお召し上がりください♪
-
【出店中止】⑤魚cha北九州
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- お客様へのお願い
- レジ袋が有料となっています。
お買いあげの際はエコバック等をご準備ください。
順番待ちの際は、社会的距離を保つようお願いします。
-
第17節・FC岐阜戦の後半序盤で負傷交代した髙澤優也選手は前節・藤枝MYFC戦でメンバー外に。ケガの詳細は明かされていませんが、今節の出場も微妙な状況と言えるでしょう。負傷者が続くこの状況はチームにとって非常に痛いものです。
しかし天野賢一監督が口にする「ピンチはチャンス」との言葉をしっかりと実現しようと選手は練習から懸命に取り組んでいます。
確かに戦力的には苦しいのですが、だからこそ個々のレベルアップを図り、またチームが一丸となるチャンスでもあるはずです。ピンチはチャンスの精神で前進しましょう!
さて、前節の藤枝戦は何とも悔しい結果となりました。開始7分で2点を失う展開は勝利を目指す上で非常に苦しいものでした。
1-3の敗戦の中、主将の前川大河選手が2試合連続となる得点をヘディングで決めたことは一つのプラス材料と言えるでしょう。
天野監督は藤枝戦の敗因として「高い強度で試合に入れず押し込まれた」ことを挙げ、さらに分析を進めて次のような反省点を挙げています。
「4分の1失点目に至る流れの中にも問題はありました。例えば、セカンドボールをうまく回収できなかったこと、ロングボールの競り合いが十分ではなかったこと、スローインと局面におけるサイドの守備が甘かったこと」
もちろんこれらの反省点はミーティングで選手と共有し、できるものは練習での改善に取り組んでいます。同じ失敗を繰り返さないことは、チームの成長を促し良い成績につなげるには不可欠ですからね。
ということで、藤枝戦で期待された今季初の3連勝は今後に持ち越すことになったわけですが、もちろんそのリスタートは今節のアスルクラロ沼津戦から切るのです!
今井雅隆監督率いる沼津は現在ギラヴァンツ北九州より一つ上の11位。その勝点差は3ポイントで、仮に今節で2点差以上をつけて勝てば、得失点差で上回り順位を逆転することができます。
選手たちが勝利への意欲を強く持つ理由はそれだけではなく、今季一度目の対戦で悔しい敗戦を喫しているからでもあります。
アウェイでの第5節、開始8分で先制を許しました。前節・藤枝戦と同様にビルドアップ時のボールロストからショートカウンターを食らって決められたものでした。後半序盤に1失点、終了間際にさらに2点を失って0-4の敗戦。
今季最多失点、今季最大のスコア差、無得点と、忘れられないほどの悔しさを覚える敗戦だったがゆえに、今節、ホームでのリベンジに監督も選手も燃えているのです。
絶対に勝ちたい一戦で意識すべきポイントは何でしょうか。天野監督はまずハードワークの再徹底を挙げます。
「沼津が手ごわい相手であることは前回対戦の結果からも明らか。だから、毎試合選手に話していることですが、ハードワークすることが大前提となります」
「藤枝戦はもしかしたら『2連勝しているし、これくらいで大丈夫だろう』との考えが生まれて足を十分に動かすことができなかったのかもしれません。だから沼津戦ではハードワークを徹底した上で自分たちのカラーを出せるかどうか、そこが大事です」
ハードワークを徹底するにはメンタルも大事になりますが、そこに関して19年と20年に沼津に在籍、今回が古巣戦となる中山雄希選手はこう話しています。
「沼津は現在2連敗中ですが、順位は僕らより上だし、前回対戦では負けているので、今回僕らはチャレンジャーという強い気持ちで臨まなければなりません」
前回対戦での1失点目、それから前節・藤枝戦での1失点目はビルドアップ時に相手のプレッシングを受けてボールロストしたことが起因となりました。
沼津は今回も当然、プレスを掛けてくるでしょうから、そこの対応は大事になりそうです。
相手のプレッシングに遭い、ボールを奪われてピンチを招くことを避けるためにどうすべきか。特に前半序盤の失点を避けるためにその点の共通認識をチーム内で統一しておくことが必要かもしれません。
例えば、試合序盤は割り切ってロングボールを前に蹴り込む。というやり方もあります。天野監督はそういう手段があることを理解しながら、簡単にそうすることが果たして良いことなのかを悩んでいる様子でした。
「私から『ゲームの最初は前に蹴れ』という明確な指示を出すべきかどうか。でも私が求めたいのは、選手たちが相手の出方を見て判断すること」
「相手が前からプレスを掛けてこないのに前にロングボールを入れる必要はありません。その場合は短いパスをつなぎながらしっかりとボールを前進させるべき」
「相手がプレスに来ても、周囲の選手が足を動かして相手につかまっている状況から脱してスペースでボールを引き出せば、プレスはかわせます」
「それも難しい状況なら、割り切ってボールを前に蹴ればいい。そういう判断を選手自身が下していく。そういう方向に持って行きたいのです」
非常に難しいトライではあるのですが、それをモノにできれば間違いなく強いチームに、安定した結果を出せるチームになるはず。そう考えると、前に蹴るという逃げの一手を簡単に選んでほしくないような気もしますよね。
結果を出しながら成長を促すためにふさわしい判断とは何か。非常に難しい問題です。
どうすべきかをサポーターのみなさんも考え、そしてゲームを見て天野監督が、選手がその問題解決にどう向かっていくのかを確認することで、ゲームの面白みが増すのかもしれませんね。
ハードワーク、そして特に試合の序盤で相手のプレスにかからないようにいかにボールを前進させて主導権を握るか、ということ以外でのゲームのポイントを挙げるなら、冒頭で挙げたチームの一体感でしょうか。
「沼津は僕が在籍した頃のメンバーとほとんど同じです。約3年間、同じメンバーで戦っているのでお互いの特徴は理解しているし、連係も高く、チームワークが非常に良い。それが今季の粘り強い戦いにつながっていると思います」
そう話すのは中山選手です。強い結束力を発揮して戦えるかどうか、特に沼津のようなチームに対しては、そこが大切になりそうです。
この沼津戦のあと、第20節のY.S.C.C.横浜戦まで2週間空きます。その短い中断期間中に前向きな姿勢でさまざまな課題クリアに取り組み目覚ましいレベルアップを図れるように、今節で何とか勝利が欲しいところです。絶対に勝ちましょう‼
[文:島田 徹]
MATCH DATA マッチデータ
STATS スタッツ


THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 32 | 加藤 有輝 |
DF | 4 | 河野 貴志 |
DF | 23 | 藤原 広太朗 |
DF | 25 | 池髙 暢希 |
DF | 28 | 乾 貴哉 |
MF | 6 | 西村 恭史 |
MF | 7 | 佐藤 亮 |
MF | 8 | 六平 光成 |
MF | 29 | 藤川 虎太朗 |
FW | 13 | 前川 大河 |
FW | 18 | 中山 雄希 |

THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 45 | 武者 大夢 |
DF | 3 | 安在 達弥 |
DF | 2 | 藤嵜 智貴 |
DF | 22 | 篠崎 輝和 |
DF | 4 | 大迫 暁 |
MF | 31 | 鬼島 和希 |
MF | 20 | 佐藤 尚輝 |
MF | 38 | 濱 託巳 |
MF | 14 | 徳永 晃太郎 |
MF | 7 | 瓜生 昂勢 |
FW | 8 | 鈴木 拳士郎 |
RADAR CHART レーダーチャート


PATTERN 得点パターン


RANKING 得点ランキング


HOT ZONE ホットゾーン


COMMENT 試合前コメント
MANAGER
天野 賢一Kenichi AMANO

「前節は立ち上がりの2失点で難しくなってしまいました。ロングボールの競り合い、セカンドボールの意識、スローイングの守備、そしてサイドの守備という、警戒していた部分や、やらなければいけないことをやれなかったこと、強度をもって試合に入れなかったことで押し込まれてしまいました。それと相手の速いプレッシャーに対して、チーム全体での準備の不足や奪われた後の戻り方もよくありませんでした。後半は縦にボールが入って前向きのサポートが出てきたり、3人目の動きがあるシーンも出てきたりしたので、そういうことを最初からできるようにしなければいけません。
次節の沼津も手強い相手ですが、まずは自分たちがしっかりできるかどうかが一番大事です。ボールを出して止まるのではなく、そこから相手を外す動きを取る、取るべきポジションを取ること。その上で長短のパスを使い分けながら攻め入れればと思います。前節の後半でやれたプレーを最初からできるように、そのためにも大前提となるハードワークの部分を忘れず、そこから自分たちの色を出していけるようにしたいです」
PLAYER

河野貴志Takashi KAWANO
「前節は立ち上がりがまずかったので、沼津戦ではまず試合の入り方を間違えないことが大事。それさえできれば、自分たち優位の状況を作り出すことはできると思っています。藤枝戦に関してもいつも通りの入り方だったとは思いますが、局面局面での球際やボールへの執着心が薄れていたので、もう一回原点に立ち返って球際で闘う部分などを高めていくことが必要です。それから自分たちは後ろから繋いでいくのがベースとしてあるので、そこでのミスを減らすことと、ミスした後のリカバリーを徹底的にやる必要があると思います。
沼津は全員がハードワークできるチーム。藤枝戦での反省を活かして球際やボールへの執着心において自分たちが上回れれば必ず主導権を握れるはずですし、そこが試合での一番の鍵になると思います」
PLAYER

前川大河Taiga MAEKAWA
「前節、後半はチームの良い部分を出せましたが、前半からそれをしないとああいう結果になるので、次節は立ち上がりからできるようにしなければいけません。
沼津戦はまず相手の勢いに負けないことと自分たちの色を出せるようにしたいです。前回対戦も自分たちのミスでやられているのでそれを減らすことと、相手が立ち上がりに前から強く来れば裏を狙うこと、あとはセカンドボールとサポートを速くすることを意識したい。
最近は良い流れが続いていたので、もう一度それをチーム全員で取り戻せるようにしたいです。ホームでやれるし前回0-4で負けていることもあるので、次はやり返す番だと思っていますし、皆さんの前で良い試合ができればと思います」
COMMENT監督コメント
MANAGER
天野 賢一Kenichi AMANO

[試合総括]
後半戦がスタートして先週のゲームは藤枝さんに残念な敗戦をして、1週間沼津戦に向けて準備をしてきました。沼津さんには前回対戦、0-4で痛い敗戦をしていたので、なんとかやり返そうということで臨んだゲームでした。今日1番良かったのは団結力だと思います。連敗をしない、必ずサポーターの前で良い姿を見せたい。そういった姿は伝わったんじゃないかなと思います。立ち上がりからよく走って戦っていたと思うし、藤枝戦は逆に立ち上がりにそれができなかったのでその反省を生かして選手達は良い準備をして入ってくれたことはすごく収穫だったと思っています。
プレーの面に関しては、我々は怪我人が多いのもあるので限られたメンバーでトレーニングを積んできて夏の疲労もある中で、少し苦しいところもありましたけど良く走ってくれました。守備面に関してはコンパクトな陣形を意識していて、沼津さんはつなぎがすごく上手いチームで、中央にも人数をかけてくるということは分析済みで、中をしっかり閉めた中で外に追い出してプレッシャーをかけて奪い、カウンターに出るというのはよくできていたと思います。カウンターの質はなかなか上がりきらなかったので改善していきたいと思います。攻撃の組み立てに関しては、風の影響や疲労の影響などがあって、なかなかクオリティが上がらなかったという印象なので、またトレーニングをしていきたいと思います。 繰り返しになりますが、今日は選手達の団結力、チームとして戦って勝点3を取る姿勢について私は誇りに思うし、これをベースにして次のYS横浜戦に向けて頑張っていきたいと思います。暑い中、ファン・サポーターの方にも良い雰囲気を作って頂き後押しして頂いて感謝しています。
Q:試合後に選手達にどういう声をかけましたか?
A:今話した通り、連敗を止めよう、ホームで勝とうという意気込みと、チームとして団結して戦った点が非常に良かったし、これをベースにしてやっていこうという話をしました。サッカーの質的には攻撃面のクオリティを上げていこうと。ただ、守備のコンパクトからプレッシャーに出て行くとかそういう部分は非常に良かったかなと。意図して奪ってカウンターに移るというのは今日の狙いだったので、そこの質が上がりきらなかったけど守備から攻撃への狙いというのはよく出ていたので、良かったという話もしました。次は1週間の間があるのでここでもう1回リフレッシュをして、ここからの残り15試合を良い形で進めていこうという話をしました。
Q:短い中断期間の間で最優先に取り組みたいことは?
A:まずは疲労の回復です。しっかりリフレッシュして、怪我人を戻してチーム内の競争をもう1回高めて次の試合に向けて準備をするということですね。サッカーの内容的には決して変えるつもりはなくて、今やっていること、良い守備から攻撃に移るところの精度のアップ。自分達がボールを持った時に色々な形で相手はプレッシャーに来ると思うんですけど、それをもう少し落ち着いて意図的に剥がし相手陣内に入って崩していくということですね。コンディションを回復させて、精度のアップを図っていきたいと思います。
COMMENT選手コメント
PLAYER

加藤有輝Yuki KATO
Q:風の影響について。
A:変な感覚はありました。前半は向かい風で、後半も向かい風ながら実際蹴ってみたら結構飛んだりして、ミクスタの風は読めないと言うか。でもどっちかに偏られるかよりはよかったかなと思います。
Q:沼津のセットプレーを見ていると作戦を練って来ていたと思いますが、スカウティングできていましたか?
A:スカウティングも必要ですけど、前節ニアでやられている部分があったのでゾーンで守る上でのウィークのところは自分達も理解して修正してやってきたので、そこはうまく守れたので良かったと思います。
Q:後ろから見ていて攻撃に関してはいかがですか?
A:風の影響もありましたし、うまくいかない時というのはシーズンを通したら絶対にあるので、そこは別に悲観的にはなっていないです。それより0点で抑えて1点取って勝ったという結果、プロセスも大事ですけど結果を残せたことは良かったです。
Q:監督は今日1番良かったのは団結力と言っていました。
A:今は怪我人も多くて、サブの選手も新卒の選手がいましたけど、そういう選手達もしっかりトレーニングからやってくれているので、誰が入ってきても良い状態だと思っています。そこは監督の言う団結力の部分で、チーム全体のレベルが上がってきているんじゃないかなと思います。
Q:サポーターへのメッセージをお願いします。
A:ホームでの応援というのはすごく力になりますし、こういう雰囲気でやれているということに感謝しています。残りの試合も勝利の喜びを分かち合えることができたらと思っています。
PLAYER

中山 雄希Yuki NAKAYAMA
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:藤枝との戦いで不甲斐ない試合をしてしまったので今日勝てたことは本当に嬉しいですし、良かったなと思います。ただ自分としては本当に仲間に助けられたというのが強くて、自分としては何もできなかったというのが率直な感想です。ゴールも狙ってはいましたけど、ゴールを決めた以外は何も貢献できなかったという気持ちが強いです。
Q:先制ゴールのシーンは六平選手のシュートへの反応が早かったと思います。
A:六平選手のシュートがこっちに来るという予測はしていて、そうしたら本当に来て触ればキーパーの前でブラインドになって良い所に飛んでいくんじゃないかというところが上手くハマったので、狙い通りだとは思います。
Q:次節に向けて意気込みをお願いします。
A:次も前期悔しい負け方をしたYS横浜との戦いなので、必ず勝ってサポーターと勝利を分かち合いたいと思います。