2024.2.24SAT14:00
ミクニワールドスタジアム北九州
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試合終了
ギラヴァンツ北九州
前半
後半
SC相模原
- スタジアム
- 入場者数
- 天候/気温/湿度
- 主審
- 副審
- 第四の審判員
MEMBERメンバー
REPORT試合経過
DATAデータ
10:45 | 横断幕事前搬入開始 |
11:30 | シーズンパス先行入場 |
12:00 | 一般入場 |
13:10 | 選手ウォーミングアップ開始 |
13:30 | ギラヴァンツ北九州選手紹介 |
13:59 | 選手入場 |
14:00 | キックオフ |
14:45頃 | ハーフタイム |
15:45頃 | 試合終了 |
TOPICトピック
STADIUM MARCHEスタジアムマルシェ
スタジアム内
11:30 | スタジアム内 販売開始 |
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スタジアム外
10:30 | スタジアム外 販売開始 |
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いよいよ始まります! 新監督と13人の新戦力を迎えて、まさに新生と呼ぶにふさわしいチームでスタートを切るシーズンですから期待感は高まるばかりです。
「ワクワクしています。心底楽しみです」。これは今季から指揮を執ることになった増本浩平・新監督が開幕戦に向けて口にした言葉です。
昨季途中、監督解任によりヘッドコーチからの昇格という形でガイナーレ鳥取の指揮を執った増本監督は、それがJクラブ監督としてのデビューでした。
だから今回が監督として初めて迎えるJリーグ開幕戦となります。それが「ワクワク」の理由の一つですが、それよりも大きいのが、1月半ばに始動してからの約2カ月の準備に手ごたえを感じているからです。
「結果もいいので」との言葉は、練習グラウンドの上に表れるチームの成長であり、またJチームとのトレーニングマッチで残した素晴らしい結果を指します。
今季のJ2リーグを戦う大分トリニータに2-1、同じくJ2の熊本には7-2。ともに4本を行ってのトータルスコアです。
「二つの力のあるチームがわれわれが持っている力以上のものを引き出してくれた結果」と増本監督は謙遜しましたが、チームの方向性を定めながら攻守のレベルアップが図られたことを証明する結果であり、それによって選手たちが自信を深めたはずですから、素晴らしい準備ができたと言って間違いありません。
10年ぶりにギラヴァンツ北九州に復帰したGK大谷幸輝選手はここまでのチームの変化についてこう話しています。
「始動してまだ2カ月ですが、その短い期間でここまで成長できるんだと、正直、驚いています。やることを選手が理解して、またより良くするための効果的なコミュニケーションがコーチングスタッフ、また選手間で取れたらかこそのスピード感だと思います」
プロ19年目、この世界をよく知る大谷選手が感じるくらいの劇的な変化をこの2カ月で遂げたことになります。
同様にプロ11年目の新戦力、MF矢田旭選手も「この2カ月でのチームの成長をピッチの中でしっかりと感じます」と変化と成長ぶりを認めています。
監督が代わり、また選手の半数が入れ替わることで生まれる、基本戦術の理解や一体感を含めたチームとしての「仕上がりへの不安」はないということです。
とはいえ、増本監督が「本当の意味で、開幕時点でチームが仕上がる、ということはありえません。本当の意味で仕上がったと言えるのは38試合を終えた時でしょう」と冷静な見方もしています。
増本監督は目指すチームスタイルについて「こういう感じのサッカー、とイメージが固まるのではなく、いろいろな判断によって変わるモノ」をイメージしてチームづくりを進めたいとしています。
そして、こう続けます。
「今はチームのベースとなる枠組みをしっかりと整えている段階。それを選手がしっかりと理解した上で、その枠をはみ出すような自主的な判断を選手個々が下せるようになってからが本当の意味で面白くなる。枠をはみ出して見せるプレーこそが、その選手のスペシャリティーであるはずだからです」
この2カ月の短期間でチームも各選手も成長したことは事実ですが、それはあくまで「良い準備をすることができた」と言うべき範囲の成果です。
『はみ出し、待望』という指揮官の願いが叶うのは、長いシーズンを戦いながらのこと。だから、ワクワク感は開幕戦以降もずっと続くはず。本当に楽しみです。
今季の副将の一人に指名された岡野凜平選手は昨季の苦しい戦いを経験した選手の一人だからこそ説得力のある言葉を口にしています。
「個人的にはコンディションは完璧ですし、チームとしても良い準備ができたと感じています。でも大事なのは公式戦での結果。いま手にしている充実感を安定した勝点獲得につなげるためには、まずは開幕戦で勝って、スタートダッシュを切るためのパワーにすることです」
何としても勝利を手にしたい今季の開幕戦の相手はSC相模原です。昨季はギラヴァンツ北九州と同様に終盤まで残留争いに加わり、最終盤の勝点の積み上げによって18位で終えたチーム。その反省を踏まえて選手の大幅な入れ替えを行い、チーム刷新を図っています。
新生という意味でギラヴァンツ北九州と同じような状況にある相模原ですが。増本監督が「違いがあるとすれば去年からの積み上げがあること」と言うように、戸田和幸監督が昨年に続き指揮を執ります。
相模原も10人を越える新戦力を獲得していますが、注目されるのはやはりDFパブロ・ヒアン、MFファブリシオ・バイアーノ、FWブルーノ・サントスのブラジル人トリオでしょう。日本でのプレー経験がない3人の情報を入手するのは簡単ではないはずですが、増本監督に焦りはありません。
「新戦力、しかも外国籍選手なのでチームになじむのは簡単ではないはずですから、もしかしたら試合に出ない可能性もある。もし出てくれば個の力で勝負してくるはずだから、そのことは頭に入れておきたい」
ブラジル人トリオだけではなく、昨季はいわてグルージャ盛岡の守備リーダーを務めた田代真一選手、ガンバ大阪のアカデミー出身で、J2の複数クラブで実績を積んだスピードが武器のFW髙木彰人選手ら計算ができる実力者も獲得、戦力は充実しています。
増本監督も「明確な狙いを持った補強をしているので難しいゲームになると思います」と、相模原に対しての警戒感を強めています。
相手の情報が十分に入手できないという点を含めて開幕戦には難しさがあるわけですが、ピッチ上の実際の対峙から警戒すべきポイント、突くべきポイントを素早く察知できる喜山康平選手、牛之濱拓選手、永井龍選手、矢田選手と大谷選手など経験豊富な新加入選手がいるのは安心材料です。
開幕までの準備期間でそうしてきたように、彼らが中心となってピッチ上でしっかりとコミュニケーションを取りながら対応策を見いだしていく柔軟性を、個の開幕戦から発揮してくれるはずです。
2019年のJ3リーグ、FC東京U-23戦以来となる開幕戦勝利を信じて、ミクスタに集いましょう!
[文:島田 徹]
MATCH DATA マッチデータ
STATS スタッツ
RADAR CHART レーダーチャート
PATTERN 得点パターン
RANKING 得点ランキング
HOT ZONE ホットゾーン
COMMENT選手コメント
PLAYER
永井 龍Ryo NAGAI
ついに開幕戦となりますが今のお気持ちを聞かせてください。
プロとして10年以上やってきましたけど、今年が一番楽しみなシーズンと言えます。本当にワクワクしてます。
開幕まで約1か月半活動してきましたが、チームの状況はいかがでしょうか。
練習試合もそうですし、毎日の練習の中で自分たちが積み上げているものがあるので、すごくいい状態にあるなと個人的に感じています。
背番号10として得点への期待がかかるかと思いますが、改めて得点への思いを聞かせてください。
自分ももうベテランですし、プレーで引っ張っていかないといけないですし、プレー以外の部分でも引っ張っていかないといけない部分もあります。ただ一番は得点を取ることだと思っているので、得点でチームを勝たせ、引っ張っていける存在になりたいなと思っているので、毎試合ゴールは貪欲に狙っていきたいなと思います。
最後に開幕戦への意気込みや抱負を聞かせてください。
開幕戦だけが重要ではないと思いますけど、開幕戦でしっかり勝ってファンサポーターの皆さんと喜びを分かち合って、今年のギラヴァンツは違うぞ、という風に思わせたいので、いい試合ができるように、そして必ず勝てるように頑張ります。
PLAYER
井澤 春輝Haruki IZAWA
いよいよ開幕戦となります。
ようやくJリーグが始まるというところで、開幕戦がホームで行えるのでまずはホームで一勝していきたいと思います。
チーム状況はいかがでしょうか。
練習試合を何試合か重ねてきた中で、選手たちの中でも手応えを感じていますし、だんだんと良い状況になってきていると捉えています。メンバーが去年から半分変わる中で1カ月と少しやってきてコミュニケーションも取れていますし、ピッチの中でのコンビネーションが増えてきたなと思っています。
最後に開幕戦に向けての意気込みをお願いします。
今年、チームとして勝負の年だと思います。まずは開幕戦、しっかりと勝って勢いに乗って、シーズン通していい結果を残し続けたいなと思います。
COMMENT監督コメント
MANAGER
増本 浩平Kohei MASUMOTO
[試合総括]
準備してきたことは概ねできていたゲームだと思います。前半の相手のシュート数、コーナーキックの数を見ても主導権は終始握れていたのかなと思っています。ただビルドアップの部分でもう少し勇気を持たないといけないというのはあったと思いますし、相手のズレを突けなかったのは大きかったと感じています。失点シーンは最初はうまく防いでいたんですけど、ああいう形で点を取られてしまうとこういう結果になるという中で言えば、もう少し早く交代をしていればこういう事は無かったのかなとも思います。選手は本当によく戦ってくれたと思っています。
もっと明確に選手に指示をゲーム中に渡してあげられれば、より躍動感をもって選手たちはプレーできるのかなと思っているので、そこは自分の中で反省点です。
Q:先制点を取れていればというゲーム内容だと思いますが、いかがですか?
A:そうですね。勝負ですがタラレバで言ってしまえばあれだけゴールに迫ってシュートを打つチャンスがあって0点で終わってしまったことは物足りないですし、そこも含めてもう少し良い形でゴールに向き合えるように、最後に持っていくための部分をもっと自分が選手に渡してあげれば良かったと思っています。ゲーム自体はハーフタイムにも選手に言いましたけど、良いゲームをしていると。でも、「いいねいいね」で終わっているのは良くないんだという話はしました。
Q:これから軌道修正していくと思いますが、選手たちにどういうことを求めていきますか?
A:一つはもっと相手が怖がることを選択していかないといけないというところはあります。それと駆け引きの中で背後なのか、手前で動かすのかというところを含めて、もっと相手が嫌がることをやっていかないといけないと思います。あと単純に質ですよね。やっていることは間違っていないと思いますし、選手が表現していることは何一つ間違っていないので、そこの質が伴ってくればこの結果にはならないと思っています。僕自身ももしかするとプレシーズンに良い形で来ていて、今日のゲームが行われるにあたって少し余裕を持ちすぎた部分があったのかもしれないと思います。僕がそうなっていれば選手にもそういうところが出てきてしまうので、そこは自分自身が反省してしっかり締めた中でまた来週過ごせればいいなと思っています。サッカーなのでエンターテイメントとして遊びのないサッカーは面白くないので、その辺の差し引きをうまく表現してあげればと思います。
COMMENT選手コメント
PLAYER
牛之濵 拓Taku USHINOHAMA
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:これだけサポーターの皆さんが来てくださった中で勝てなかったという事実があるので、それはとても申し訳ないです。今日は勝てなかったですけど、次の試合に向かって勝つためにまたしっかり準備していこうと思います。
Q:ギラヴァンツ北九州の選手として初めての開幕戦となりましたが、その点についてはいかがですか?
A:地元福岡のチームでプレーしたかったですし、その喜びは感じました。だからこそゴールやアシストを決めて初勝利に導きたかったなという気持ちが強いです。
Q:試合を通してギラヴァンツペースで進んでいたと思いますが、その中でゴールを決めきれなかったという点についてはいかがですか?
A:それは去年からの課題というのはもちろん僕もわかっていますし、チャンスを作り続けてやっていくしかないと思います。
Q:昨日の前日練習はミクスタでプレーしたと思いますが、実際にサポーターの前でミクスタでプレーしてどうでしたか?
A:相手チームの時から何度もプレーしていますし、ここをホームスタジアムにできる喜びというのはすごく感じました。だからこそみんなで最後喜びたいという気持ちでいました。次また勝てるように頑張っていきます。
Q:次節もホームゲームでの戦いとなります。
A:今日は負けてしまいましたけど、次の試合に向かってやっていくしかないと思うので、チーム一丸となって。練習から頑張っていきます
PLAYER
永井 龍Ryo NAGAI
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:チャンスをたくさん作ってもらっていたので、それを決めきれなかったことが敗因につながったと思います。ディフェンス陣もしっかり守ってくれていたので申し訳ない気持ちはありますけど、これで終わりではないので次に向けてまた前向きにトライしていきたいと思います。
Q:内容としてはすごく良いサッカーを展開していたと思います。その辺りいかがですか?
A:そうですね。チャンスもたくさん作りましたし、自分たちがやりたいことは出せたので、そこはポジティブに感じてもいいと思います。ただそれだけではダメということも分かっています。結果が一番大事というのは分かっているので、下を向かずにまだ一試合終わっただけなので、ファンサポーターの皆さんは少し不安になったかもしれないですけど、次からしっかり勝つということをチームで表現していくだけだと思うので、この試合で得たことを次に繋げていきたいと思います。
Q:ミクスタでの初めてのゲームでサポーターの雰囲気などはいかがでしたか?
A:すごくやりやすい環境を作ってくださっていると感じました。ミクスタでのホームゲームがこれから1年続くと思うと非常に心強いですし、早くこのスタジアムでゴールを決めたいとより強く感じたので、ゴール裏を湧かせられるようにゴールを決めたいと思います。
Q:シーズン最初の試合となる開幕戦に入る前はどういった気持ちでしたか?
Q:プロ15年目なので開幕戦が15回目だと思うんですけど、この15年の中で一番楽しみな開幕戦でした。去年一年間怪我で苦しんでサッカーができなくて、ギラヴァンツ北九州に声をかけてもらってまたサッカーをできるチャンスをもらったので、特別な気持ちではありました。
Q:プレー中はどういった感情でしたか?
A:この環境でサッカーができていることを幸せに感じました。ただやっぱりその分負けてしまったことは悔しい気持ちで、自分がチャンスでゴールを決められなかったことは本当に悔しいです。この借りを返すことはできると思っているので、次の試合でゴールを決めてチームを勝たせられるように頑張りたいと思います。