2023.12.2SAT14:00
岐阜メモリアルセンター長良川競技場
AWAY
試合終了
FC岐阜
前半
後半
ギラヴァンツ北九州
- スタジアム
- 入場者数
- 天候/気温/湿度
- 主審
- 副審
- 第四の審判員
MEMBERメンバー
REPORT試合経過
DATAデータ
COMMENT監督コメント
MANAGER
小林 伸二Shinji KOBAYASHI
[試合総括]
前半はすごく厳しいゲームでしたけど、あとはうまく落ち着いてできていたと思います。序盤でボールを運びながらサイドに出した時に相手のプレッシャーが強くて、間でボールを受けようとしてオープンで止めるとか、ワンタッチで使い分けるというのがあるともう少し回避できたのかなと思います。そこは相手の狙いにはまってしまったと思います。ゲームを通してそういう部分をリカバリーしてくれた事、ボランチが変わったことによって安定したこと、相手のボランチの両脇・間のところで選手が、特に前川(大河)がおさまってくれていたことも大きかったと思います。
後半は少しカードを切りながら、段々プレスが緩くなってきてバイタルが空くのが見えたので、上手く変わった選手、特に(平山)駿はそこでしっかり落ち着いてプレーできていたと思います。1回チャンスを逃した後に、逃げずに怖がらずにもう1回来るという強い姿勢があったと思うんですよね。そういうところで数少ないチャンスをものにできたことも良かったと思います。
先週色々な人の思いで入替戦を回避して残留して、この1週間色々な思いでトレーニングしてくれたと思います。本当に最後まで諦めずに勝ったことはチームにとってもそうですし、個人にとっても勝って次のシーズンにつなげられるということは我々スタッフも選手もすごく嬉しいことです。修正することや技術、メンタルの部分が勝つことによって変わることは、選手もスタッフも感じています。それが大きなものになって来シーズンに繋がっていくと思います。そういうことを選手に話しました。すごく良いゲームをしてくれました。最後まで諦めずに我々は戦うんだということを、前回ホーム最終戦では勝てなかったんですけど、今日は勝たせてもらったということはチームにとってすごく良かったと思います。
Q:北九州からも多くのサポーターが岐阜まで駆けつけてくれましたが、メッセージをお願いします。
A:公開練習が1日あったんですね。その時も岐阜に行くよというサポーターもいて、すごくありがたかったです。最後まできちっとやるということ。今日は結果が出ましたけど、結果が出なくても準備して戦いに行くということは、地域に愛されるクラブの第一歩だと思います。感動だったり勝利をたくさんプレゼントすることはなかなかできなかったですけど、こういう時こそちゃんと準備して戦っているということがおそらく地域に愛される、地元にサッカークラブがあるということだと思います。そういう意味では頑張ってくれたなと思います。
アウェイにもサポーターがたくさん応援しに来てくれるんですよね。そこでなかなか勝利を届けられずに一緒に喜ぶということは少なかったですけど、来年はもっとできるように色々な角度でチームを見直すこと必要になると思っています。
Q:シーズン途中で監督に就任し残留を目指した中で不本意な結果になってしまったと思いますが、今シーズンをどのように総括しますか?
A:ホームで2試合あるところでバトンタッチしたので、ここを2勝で乗り切ればと思っていました。上手く2-0で勝って、次のゲームもチャンスは作れたんですけど点が入らないというのと、一瞬のところでやられてしまった。球際が緩いというのと、自分がちょっと前からの守備・中盤の守備・ディフェンスゾーンの守備と3つに分けて、ミドルゾーンの守備は奪いに行くということが徹底されてなくてやられたので、そこが自分の中でもどかしい。徹底してそこを作り上げられなかったというところと、余裕というか常に1週間後に試合があって。かと言って負けているので、他に選手がいるから変えていこうとするとまた形が崩れていくんですよね。
自分が就任して1ヶ月はきつかったと思うんですよね。体脂肪も1番落ちた月だったんですよね。9月は夏を過ぎて疲れてくるんですけど、トレーニングもしっかりやってくれました。そういうところで答えがバンと出ると突っ走れたんですけど。相模原に逆転負けをしたのも振り返ると点を取って後半に失点するまでは悪くはないんです。相手の選手が3枚変わってきた時にどういう風に受けるかというところは自分自身も勉強しなくてはいけなかった。ましてや途中からチームの監督になったので言った通りにはなかなかならないというのを、今日みたいにしんどかったらしっかり守る。3ラインでコンパクトに守ると攻めあぐむので、そこからカウンターだったり少しずつボールを運ぶサッカーが出来れば違う。今日は打ち合うと多分やられるので、サイドハーフがきちっと閉めて守備をすると何かチャンスが生まれるかもしれない。そういうトレーニングをたくさんやっている訳ではないので持てるかなというのはありましたけど、そういうのができたので。そういうことも含めて、途中から監督になるという難しさをすごく感じました。編成をやって自分が現場に出てやったシーズンなので、力が足りないというところ。
このまま入替戦で降格して自分が出て行くという本当に辛いことは免れた。最下位ですけど入替戦をしなくてチームをJ3に残せたというだけでも、この苦しい思いが来年に繋がっていけば間違いなくチームは逞しくなると思っています。ただこのチームは選手が動くことが多いので、そういう熱い思いを持った選手がチームを作っていくということが必要だと思っています。オフからシーズンインにかけてのキャンプだったり色々な部分をもう1回原点に帰って準備していくことができれば、今年の1年の苦しみはおそらく肥やしとなって、来年は良い成果が出ると思います。来年がどうなるかということがすごく大事だと思っています。私はチームを離れますけど応援していきたいと思っています。
COMMENT選手コメント
PLAYER
平山 駿Shun HIRAYAMA
Q:今シーズン最終戦での決勝ゴールとなりましたが、感想をお願いします。
A:今シーズン全体を振り返って個人としてもチームとしてもなかなかうまくいかないことが多かったんですけど、 (小林)伸二さんも今年でギラヴァンツが最後だったので勝って終わりたいという気持ちが強かったし、チーム全員でそこは話していたので自分の得点で勝てたというのは嬉しかったです。
Q:今年はうまくいかないシーズンでしたが、最後の試合を勝ち切れたことは意味があるのではないですか?
A:うまくいかないことが多かった中で、それでも選手は良くしようとみんなで話していました。最後まで諦めずにやれたというのが最後に勝って終われた要因だと思います。
Q:サポーターも何とかしようという空気を感じましたが、そういう熱はチームの中にあったんでしょうか?
A:ファンサポーターの熱というのはとても伝わっていました。最後まで応援してくれている人のためにも頑張ろうというのは思っていました。
Q:小林監督は最後の試合ということで、チーム全体で最後に勝とうという思いはありましたか?
A:伸二さんのためにもそうですし、ここに来れていない仲間のためにもそうです。このメンバーでできるのも最後だったので、みんなで悔いなく最後は勝って終わろうと話していました。
Q:ゴールシーンを振り返ってください。
A:伸二さんにはゴール前にとりあえず入っておけというのは今年1年間ずっと言われていました。ボールをさばいた後も今日はいつも以上に意識してゴール前に入って、それでボールが(中山)雄希君に完璧に折り返してくれて、自分は触るだけでした。勝ちたいという気持ちが伝わったゴールかなと思っています。
PLAYER
中山 雄希Yuki NAKAYAMA
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:今日はアウェイでしたけどたくさんのサポーターが駆けつけてくれました。今年は不甲斐ないシーズンだったということもあって、最後に何か自分たちの生き様を示すためにも必ず勝たないといけないというのは全員で話していたので、結果的に最後勝てたのは、サポーターや北九州を支えてくれた方々の想いも詰まった1点だと思うので感謝したいです。
Q:得点シーンですが、アシストする上で意識していたことはありますか?
A:(乾)貴哉から良いクロスが上がってくるというのは分かっていたし、それを信じて入りました。折り返す時も絶対に選手が入ってくれているというのは信じていたので、うまく(平山)駿が合わせてくれたのでチームで取った1点だと思います。
Q:今シーズンの総括をお願いします。
A:チームも自分自身もそうですけど、本当に不甲斐ないシーズンでした。ラスト2試合でやっと結果を出せるようになってきましたが、全く持って遅いしもっと早くからチームに貢献しないといけないなと思います。本当にサポーターには申し訳ないシーズンを送ってしまいました。結果的にJ3残留はできたので、ここから上に這い上がっていくのも自分達自身だと思うので、自分自身もチームもオフシーズンに突き詰めてやっていきたいと思います。