2022.11.20SUN14:00
岐阜メモリアルセンター長良川競技場
AWAY
試合終了

FC岐阜
前半
後半

ギラヴァンツ北九州
- スタジアム
- 入場者数
- 天候/気温/湿度
- 主審
- 副審
- 第四の審判員
MEMBERメンバー
REPORT試合経過
DATAデータ
14:45 | 横断幕搬入 |
15:30 | シーズンパス先行入場 |
16:00 | 一般入場 |
STAGE EVENTステージイベント
STADIUM MARCHEスタジアムマルシェ
15:00 | スタジアム外 販売開始 |
16:00 | スタジアム内 販売開始 |
スタジアム内
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
【出店中止】⑬吉田キッチン
インスタ映え間違いなし!可愛い「クレープ」と「フレンチトースト」がおすすめ!
-
-
-
-
-
スタジアム外
- お客様へのお願い
- レジ袋が有料となっています。
お買いあげの際はエコバック等をご準備ください。
順番待ちの際は、社会的距離を保つようお願いします。
-
寂しい季節がやって来ましたね。11月20日のアウェイでのFC岐阜戦をもって2022シーズンが終了。ここから約3カ月、ギラヴァンツ北九州のゲームを見ることができません。
そして別れもあります。2019年、小林伸二監督の下でヘッドコーチを務めるために北九州にやってきて、今季から自身初となる監督の職についた天野賢一監督が今季限りで退任することになりました。
天野監督をサポートしてきた京増雅仁ヘッドコーチ、また永田拓也選手、六平光成選手、狩土名禅選手の今季での契約満了も決まっています。そして前節・カターレ富山戦後にセレモニーが行われた藤原広太朗選手は現役引退の形でチームを去ります。
ただ、プロの世界ではそういった寂しさはつきもので、それを受け入れながらまた新たなステージに向かって前進していくしかない世界でもあります。
だから今季最後のゲームで勝利を収めて去り行く人を感謝の気持ちとともに送り出す、そのことがまた前進するための一つのエネルギーになるのだと思います。
これまでともに戦ってきた同士のためにも、また自らの来季のためにも、シーズン最後を勝利で締めくくりたいという言葉を口にする選手がほとんどでした。
「アマさん(天野監督)の下で取り組んできた攻撃的サッカー、そのすべてをピッチ上で出して勝ち、アマさんたちを送り出したい。また自分にとってもいろいろと苦しいシーズンだったので、良い形で締めくくりたい。いま自分は4得点を挙げているが、きりがいい5点目を取れれば」(上形洋介選手)
「岐阜戦は今季チームにとっての集大成のゲーム。今までアマさんの下でやってきたことを全部出したい。全部出して勝ってアマさん、京増さん、コウタロウさん(藤原選手)、ミツさん(六平選手)、タクさん(永田選手)、ゼン(狩土名選手)、ここまで一緒に戦ってきたみんなで喜び合ってシーズンを終えたい」(河野貴志選手)
それでは、何としても勝利を収めたい今季最終節の相手である岐阜についての情報をまとめておきましょう。今季の岐阜はJ2昇格を目指してリーグで一番といっていいほどの大型補強を行ってシーズンをスタートさせました。
大宮アルディージャやヴィッセル神戸での指揮経験を持つ三浦俊也監督を迎え、FW田中順也選手、DF宇賀神友弥選手の元日本代表に加え、J1、J2でのプレー経験が長い複数の選手を獲得しました。
しかし、タレントの充実ぶりとは裏腹にシーズンが始まると勝点獲得に苦しみ、5月の第8節終了時に監督が交代、ヘッドコーチを務めていた横山雄次氏が新指揮官となりました。
この監督交代は効果を生み、第9節からの7試合は5勝2分け、負けなしという好調に転じ、監督交代時に14位だった順位も一気に5位にまで浮上しました。
しかし以降は失点がかさみ、連敗を喫する回数も増えて現在は14位に逆戻り。2019年以来となるJ2昇格はならず、横山監督の今季限りでの契約満了が発表される状況となっています。
岐阜の強みは、経験豊富な選手が揃っているだけに試合運びの巧みさにあります。ゆっくりとボールを動かしながら機を見てスピードアップする緩急のある攻撃。守備はしっかりラインを整えて相手のスピードや変化に制限をかけて行く。
ただ経験豊富な選手が多数揃っているということは、チームとしての平均年齢が高い、ということでもあります。0-1で敗れた前節の鹿児島ユナイテッドFC戦の先発メンバーの平均年齢は「30.64歳」でした。ギラヴァンツ北九州の前節・カターレ富山戦の先発メンバーの平均年齢は「26.55歳」でした。
その平均年齢の高さは、運動量という点に顕著に表れている印象です。時間の経過とともに足の動きが鈍り、特に攻守の切り替えが遅くなるので、効果的な攻撃、安定感のある守備の実践に苦労してきた印象です。
しかしプレー精度の高い選手が揃っていることは事実なので、一瞬の隙を見せるとやられてしまう危険性は高いのです。
実際に今季一度目の対戦となった第17節のミクスタでのゲームは前川大河選手のゴールで先制した7分後、一瞬の隙を突かれて田中選手に同点ゴールを許しています。終了間際の佐藤亮選手の決勝ゴールで勝利を収めましたが、危ないゲームではありました。
そして、今季テゲバジャーロ宮崎から移籍加入の藤岡浩介選手はここまで15ゴールを重ねるチームの強力な得点源。現在J3リーグ得点ランク2位タイにつける実力、その決定力の高さに警戒が必要なことは言うまでもありません。
天野監督が岐阜戦で挙げる注意点もそういうところです。
「相手は自分たちのペースに引き込んでゲームを運ぶのがうまいので、それに乗らないこと。それと隙をしっかりと突いてくる実力選手が揃っているので、最後まで集中力を保ち、足を動かすこと」(天野監督)
さらに続けます。
「やるべきことを最後までやる、それに尽きる。点を取るべき時にしっかりと取る。相手にペースがある時は、みんなでしっかり守る」
つまり、前記の選手たちの言葉にあるように、今季1年、天野監督の下でトライし続けてきた攻守を出し切ることで勝利をつかむ、出し切れば必ず勝利はつかめる、ということです。
この一戦で勝つことができれば11位に浮上できる可能性があります。勝ってシーズンを良い形で締めくくれるよう、また去る人たちと最後に勝利を喜び合えるよう、みなさんの後押しをぜひ。
[文:島田 徹]
MATCH DATA マッチデータ
STATS スタッツ



THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 19 | 桐畑 和繁 |
DF | 30 | 宇賀神 友弥 |
DF | 6 | 岡村 和哉 |
DF | 17 | 藤谷 匠 |
DF | 4 | 橋本 和 |
MF | 39 | 畑 潤基 |
MF | 10 | 庄司 悦大 |
MF | 25 | 生地 慶充 |
FW | 15 | 田中 順也 |
FW | 38 | 藤岡 浩介 |
FW | 45 | ンドカ チャールス |
THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 32 | 加藤 有輝 |
DF | 4 | 河野 貴志 |
DF | 22 | 永田 拓也 |
DF | 23 | 藤原 広太朗 |
DF | 44 | 藤谷 壮 |
MF | 7 | 佐藤 亮 |
MF | 8 | 六平 光成 |
MF | 25 | 池髙 暢希 |
MF | 26 | 井野 文太 |
FW | 13 | 前川 大河 |
FW | 15 | 上形 洋介 |
RADAR CHART レーダーチャート


PATTERN 得点パターン


RANKING 得点ランキング


HOT ZONE ホットゾーン


COMMENT監督コメント
MANAGER
天野 賢一Kenichi AMANO

[試合総括]
最終節ということで何としても勝ちたいゲームで、1年やってきたことの総決算として試合に臨みました。FC岐阜さんは経験のある選手や若くてタレント性のある選手をそろえていて、ここのところ成績的には出ていなかったと思いますが、非常に危険な選手がいるということで警戒して臨みました。
前半の出来としては良くなかったです。少し相手をリスペクトした部分もあるのか慎重な部分が多かったと思いますが、前半に関してはボールの動きも鈍かったですし、ボールを持っていない選手の動きも鈍かったシーンが多かったと思います。
相手は短いパスで攻撃を組み立ててくるのではないかと予想していましたけど、意外と長いボールが多く、うちが跳ね返せずに起点を作られて押し込まれるシーン、サイドから起点を作られてコーナーキックを取られたりするシーンがあったと思います。失点の場面は、相手が前からプレスしてきて、そこを剥がしに行ったところで引っ掛けられてカウンターを受けてしまったという、相手のやりたいことにうちが乗ってしまったかなと思います。前半ももう少し動きが出れば得点の匂いがするシーンはいくつかありましたので、ハーフタイムに修正をすれば点が取れる、逆転できると感じていました。
ハーフタイムにポジショニングの確認や動きを増やすことなどを確認し、自分達のやるべきことを後半もう1度やっていこうということで送り出しました。チャンスはかなり作れていたと思います。実際に2点取りましたが、4・5点取れてもおかしくなかったとも思います。ここ何試合かチャンスは作れていても最後なかなかゴールに押し込むことができないというのは課題にはなると思いますが、自分達が意図してチャンスメイクをするということは選手達がかなり表現してくれていたと思います。最後厳しいゲームでしたけど勝ちきったということが、今シーズンやってきたことの成果として現れたのは良かったと感じています。
今日は最終戦ということでFC岐阜さんのサポーターもたくさんいましたし、北九州からもたくさん応援にお越しいただきました。非常に良い雰囲気の中でゲームができ、ありがたく思っています。感謝しています。
Q:勝利だけを求めず、チームのスタイルもしっかりと築きながらシーズンを過ごしていたように感じますがいかがですか?
A:これは答えるのが難しいところで、クラブのビジョンが大事かなと思います。当然昇格をするという目的を持ちながら、一方でスタイルを築いていくというのはすごく難しいことだと思います。私はそこに挑戦してきたつもりでしたが、得点と失点のバランスがうまく取れずに失点が少し増えていったことで勝点を拾えなかったので、非常に難しかったなと思っています。攻撃的なサッカーを追求する上では時間はかかると言うか。守備を作って硬いチームにするのは比較的短い時間でできると思いますが、相手のプレッシャーを意図的に外しながら自分達が能動的にサッカーをするというのは非常に難しい作業で、少し時間が必要なのかなという風にも感じています。ただ監督としては勝点を拾っていかなくてはいけないので、そこのバランスは自分がもう少し出来なければいけなかったなと思っています。
COMMENT選手コメント
PLAYER

永田拓也Takuya NAGATA
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:前半は硬さがあって思うようなプレーができなかった試合だったと思います。先に失点をしてしまって、でもそこでバタバタせずに自分達が1年間築き上げてきたサッカーを信じてやり続けてきた結果が、逆転勝利という形になったと思います。
Q:得点シーンを振り返ってください。
A:どこにボールがこぼれてくるかなというのを探していて、最初こぼれてくる時に突っ込もうと思いましたけど、駿(平山選手)が良い所にいて丁寧に落としてくれたので、あとはコースを狙うというよりは、ふかさないように打てたのがよかったのかなと思います。
Q:ギラヴァンツ北九州での最後の試合となりましたが、サポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
A:3年間本当にお世話になったクラブですし、良い時も悪い時もずっと応援してくださって本当に僕の力になっていました。僕は北九州を離れて来シーズンはいませんが、この北九州というチームは本当に可能性があって未来のある素晴らしいチームだと思うので、北九州を応援してくださるスポンサー企業の皆さんやサポーターの皆さんは変わらず応援して頂けると嬉しいです。
PLAYER

藤川虎太朗Kotaro FUJIKAWA
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:最終節、得点して勝利できたことがまず良かったです。でもこの順位では満足していないというのが今の気持ちです。
(後半逆転できたことについて)後ろの選手達がうまくボール保持をしてくれていた中で、いかにうまく前に運んでフィニッシュまで持っていけるかというのを、皆が意識してできていたのかなと思います。
(今日の試合は)内容どうこうではなく、何が何でも勝つというのは自分の中にありました。
Q:ゴールシーンを振り返ってください。
A:日頃ああいった形でのシュート練習をしていて、それがそのままうまくいったなという感じです。ゴール前という時間がない中で、止めてすぐ打とうと思っていました。
Q:1年間戦ってきてこのチームはどういうチームでしたか?
A:良くも悪くも若いチームで、それをもっと上積みしていけば良いチームになると思います。