2022.11.20
ギラヴァンツ北九州を応援していただいているすべての皆様へ
ファン・サポーターの皆さま、スポンサー企業の皆さま、ホームタウン・北九州市はじめフレンドリータウンの自治体の皆さま。険しく、苦しかったこの一年間、変わらぬ熱い応援、ご支援を賜り、誠にありがとうございました。感謝の言葉も容易にみつかりません。
2022シーズンは一年でのJ2復帰を掲げ、不退転の決意で戦いに臨みましたが、成績は低迷し、目標には遠く及びませんでした。皆さまの期待に添えず、誠に申し訳ありません。経営トップとして責任を痛感しております。
チームの選手、スタッフが最も不本意で苦しかったはずですが、決して怯むことなく死力を尽くして戦いました。最終戦を逆転勝利し、まさに「最後まで諦めない」という北九州のDNAを体現してくれたと思います。
今期の不振の要因は精緻に検証を進め、次の編成に生かしていきますが、来期に臨む基本方針は2019、2020シーズンに志向した北九州の地域のDNAを踏まえたアグレッシブな攻撃的サッカーをあらためて追求することです。原点回帰からの再チャレンジです。現在、実現に向けた体制づくりを急いでいます。
前回のチャレンジと異なっているのは、福岡県一部に昇格したU18やU15が躍進するなどのアカデミーの急成長があります。来年はU12を新設し、中期経営計画で打ち出した「育成型クラブ」への傾斜をさらに強めていきます。裾野を広げ、強固な基盤を形成しながら、北九州に根差した強いチームづくりを推し進めていきます。
目指すべき峰も、たどるべき道程も明確に視野に入っています。鋭く切り立ち、崩れ落ちそうな尾根を前に決して、たじろいだり、ぶれたりせず自らを信じて歩みを前に進めていきます。
とはいえ、Jリーグの各カテゴリーの在り方見直しなどクラブを取り巻く環境は大きく変わろうとしていて、クラブ運営の質的転換、後退局面打開のためのギアチェンジも迫られています。
革新と成長の歯車を止めてはなりません。私たちギラヴァンツ 北九州は2023シーズンから、新たな戦いに身を投じます。引き続き、皆さまのサポート、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
2022年11月20日
代表取締役社長
玉井 行人