INFORMATION試合情報

2022明治安田生命J3リーグ第18節
藤枝MYFC
VS
ギラヴァンツ北九州

2022.7.23SAT17:00

藤枝総合運動公園サッカー場

AWAY

試合終了

藤枝MYFC

藤枝MYFC

-

前半

後半

-

ギラヴァンツ北九州

ギラヴァンツ北九州

 

  • スタジアム
  • 入場者数
  • 天候/気温/湿度
  • 主審
  • 副審
  • 第四の審判員

MEMBERメンバー

REPORT試合経過

DATAデータ

7月17日の第17節・FC岐阜戦を2-1で勝って今季2度目の2連勝を収めました。調子は間違いなく上向きです。

ただ、天野賢一監督は「失点が安過ぎました」、「崩しの精度のところでもっと高いものを出せていればさらに点を取れたと思います」と、上向きだからこそ厳しい視点で岐阜戦を振り返っていました。

確かに2連勝を収めたことで順位を上げましたが、まだ12位です。ここからさらに連勝を伸ばして浮上し続けなければならないのです。

天野監督がいま一度気を引き締めたのは今週土曜日に対戦するチームが非常に手ごわいからでもあるのでしょう。今節の相手は現在4連勝中で4位につける藤枝MYFCです。特徴は攻撃にあります。

ここまでの総得点「31」は、首位に立ついわきFCの「36」に次いでリーグ2番目の数字。特にここ10試合で25得点と、売り物である攻撃力がパワーアップしている状態にあります。

「超攻撃的で魅せるサッカー」をチームスタイルに掲げる須藤大輔監督の下でスタートしたシーズン序盤こそ得点を奪うのに苦労しましたが、第7節のギラヴァンツ北九州戦を機に目に見えて得点力が向上しました。

さらに1試合の中で訪れる押し込まれる時間帯に我慢し切れずに崩れ勝点を落としていたシーズン序盤から、徐々に相手の時間帯に粘る力もつけてきて勝利の数を伸ばしてきたのです。

第7節の今季一度目のミクスタでの対戦は0-1という最少スコア差での惜敗に終わっているのですが、天野監督はその敗戦を相当に悔しがっています。

「前半のウチの出来が今季ワーストと言えるくらいに悪かった。相手のプレスをうまくはがせませんでした。後半に少しは修正できましたが、前半の出来の悪さが後半の戦いにも影響したゲームでした」

相手の圧がある中で自分たちのサッカーを表現できなかった悔しさが今も残っているようです。しかし、自分たちらしさを出しながら、相手の特徴をうまく消して粘り強く戦えるようになってきた今、前回対戦の借りを返せる状態になっているとも言えますよね。

そもそも藤枝がなぜ多くのゴールを挙げることができているのか。天野監督は次のように分析しています。

「前からのプレッシングが良いから」
「サイドにいるドリブラーが効いている」
「サイドはドリブルで、中央はコンビネーションで、という形をうまく組み合わせた攻撃ができている」

つまり、主に上記3点のことにうまく対応することができれば、藤枝の攻撃力を抑えて自分たちのサッカーを表現できる時間をつくり出せるということになります。

と、言葉にすれば簡単なことですが、実際にそれを表現することの難しさは、恐らくはそういう藤枝の特徴を認識して抑えようとしたこれまでの対戦相手の多くが結果的に複数得点を奪われていることに表れています。

決して簡単ではないミッションをギラヴァンツ北九州の選手たちがどのように遂行していくのか、そのチャレンジする姿勢と結果にぜひ注目してほしいと思います。

チームの調子が上向いてきたことは非常に喜ばしいことですが、不安もあります。ケガ人が続いていることです。

本城での練習を見学に来られた方はご存知だと思いますが、負傷により別メニューに汗を流す選手が増えています。

天野監督も負傷者続出で苦しい状況にあることを認めています。ただ、最近のチームの戦いぶりを見ていると、天野監督がよく口にする「ピンチはチャンス」は確かな言葉だなとも感じるのです。

負傷者が続くことはチームにとってはピンチですが、その選手の代わりに出番を得た選手にとってはチャンス。そういう機会を逃さず自らの特徴をしっかり出しながらチームの勝点獲得につなげている、という現状を考えれば、藤枝という強敵を迎える上での不安も和らぐというものです。

負傷者が続く状況の中、選手たちはチーム一丸となって乗り切ろうと、とても意欲的です。ここ4試合は途中出場が続く中山雄希選手はこう話しています。

「最近はサブメンバーに入ることが多かったのですが、いつ先発のチャンスがきてもいいように、またその時に最高のパフォーマンスを出せるように準備していました」

「もし自分が先発することになったら、この状況でのベンチワークは大変かもしれませんが、ペース配分を考えることなく最初の1秒から全力で行きます」

かなり気合が入っている中山選手ですが、早稲田大の先輩にあたる上形洋介選手もこういう状況の中で期待したい選手の一人です。

上形選手はここまで9試合に出場していますが、すべて途中出場。最も長くプレーしたのは第9節・ヴァンラーレ八戸との古巣戦で11分間。結果を残すには厳しいプレー時間でしたが、そろそろ結果を出したいと本人も初ゴール、初アシストに意欲的です。

初ゴールへの期待という点で言うと、ここ3試合で途中出場の平山駿選手にも注目。「早くプロ初ゴールを挙げたいです」と言う平山選手は今季ここまでサイドハーフでのプレーがベースとなっています。

しかし、第16節のガイナーレ鳥取戦ではサイドハーフとしてピッチに入りながら途中からトップの位置に移動して攻守で効果的なプレーを披露。メンバー構成に苦しむはずの藤枝戦では貴重なカードの1枚になるはずです。

「ケガ人が多いのですが、今のチームの空気感は悪くありません」と話す池髙暢希選手は「連勝をどこまで伸ばせるか。まずは藤枝戦に勝つこと。そこで今季初の3連勝を手にすれば、その先への勢いをつけることができるはずです」とも言います。

強敵相手のゲームで今季初の3連勝を達成してまた一つ自信を深め、勢いを増すことを期待しながら、みんなで藤枝戦に臨みましょう!

[文:島田 徹]

MATCH DATA マッチデータ

STATS スタッツ

スタッツ スタッツ

THE LAST TIME STARTING LINEUP

GK 35 内山 圭
DF 6 小笠原 佳祐
DF 2 川島 將
DF 3 鈴木 翔太
MF 7 鈴木 惇
MF 18 水野 泰輔
MF 24 久保 藤次郎
MF 15 杉田 真彦
MF 27 榎本 啓吾
FW 10 押谷 祐樹
FW 20 中井 崇仁

THE LAST TIME STARTING LINEUP

GK 32 加藤 有輝
DF 4 河野 貴志
DF 23 藤原 広太朗
DF 28 乾 貴哉
DF 44 藤谷 壮
MF 6 西村 恭史
MF 7 佐藤 亮
MF 8 六平 光成
MF 29 藤川 虎太朗
FW 10 髙澤 優也
FW 13 前川 大河

RADAR CHART レーダーチャート

レーダーチャート レーダーチャート

PATTERN 得点パターン

得点パターン 得点パターン

RANKING 得点ランキング

得点ランキング 得点ランキング

HOT ZONE ホットゾーン

ホットゾーン ホットゾーン

COMMENT 試合前コメント

MANAGER

天野 賢一Kenichi AMANO

(岐阜戦について)勝利できたことはよかったですが、崩しの部分など攻撃の質を高めることは課題です。また、失点も安かったですしそこはミーティングでも選手たちと共有しました。その失点から少しバタバタしましたが、後半で修正して勝ちを持って来れたことはよかったです。
前回の藤枝戦は、特に前半が今季ワーストと言ってもいいくらい悪かったです。前半の出来の悪さが後半に尾を引いてやられた感じでしたので、次節はなんとかやり返したい。相手は激しいプレッシング、サイドのドリブラーが効いているのと、外からのドリブルと中でのコンビネーションをうまく組み合わせて攻撃していて、リーグの中でも良いチームの一つだと見ています。なんとかそういう相手に勝ちたいですね。

藤枝はすごく前がかりにくる守備なので、その背後を取りたい。そのためにロングボールを用いたビルドアップと、ショートパスによるビルドアップを組み合わせることが必要ですが、しっかり準備して臨めれば選手たちは落ち着いてやれるはずだと思っています。なんとか連勝を伸ばせるようにやっていきます。

 

PLAYER

加藤有輝Yuki KATO

18

(復帰後2連勝について)チームが良い方向に行っている時に試合に絡むことができたので、自分の力というより皆のおかげです。2試合とも2点取ってくれている中で失点が続いていて、哲平さん(上杉GKコーチ)とも振り返りましたが、防ぐチャンスがなかったわけではないので、そこは改善してゼロに抑えたいです。

復帰して、やりたい部分はやれていて自分の長所であるクロスの対応とかは良い形で表現できているので続けたい。ただ、試合勘という点では試合終盤になるにつれて細かいポジショニングや運動量への意識などが若干薄れてしまうところがあります。試合の流れを感じながら、意識して臨めればと思います。

藤枝も連勝していますが、僕たちも上に行くために連勝しなければなりません。そのために、連勝中という気持ちは捨ててゼロからという気持ちで臨まないと痛い目に合うと思うので、引き締めてやりたいです。相手のセットプレー時は良いキッカーがいるので、そこは今まで通りチーム全体で守ること。それから、前回対戦を上から見ていて藤枝は攻守両面において前への勢いや推進力がすごくあると感じました。場面によっては自分が一つロングボールを蹴ってひっくり返すような工夫も必要になると思うので、もう一度藤枝の試合映像を分析して臨みたいです。

 

PLAYER

西村恭史Yasufumi NISHIMURA

18

(岐阜戦について)連勝したい気持ちは皆持っていましたし、うまく先制点を取れたことはよかったです。その後すぐに失点してしまいましたが、うまく勝ち越し点を取れて、その後は皆で体を張って最後まで失点をしなかったこともよかったですね。

前半は悔しい負け方をした試合が多かったので、それを繰り返したくないというのを監督も言っていましたし僕たちも思っています。やることは変えずに、もう一度一からしっかりやっていくというのは自分の中でも思っていて、今は結果に出ていますけど、まだまだな部分もたくさんあるので、勝ちながら課題と向き合って自分もチームも上に向かっていければと思います。

前回の藤枝戦は悔しい思いをして、個人的にも何もできなかったイメージがありますが、今の自分たちなら絶対に勝てると思いますし、アウェイですが必ず勝って帰ってきたいと思います。

 

COMMENT監督コメント

MANAGER

天野 賢一Kenichi AMANO

[試合総括]
後半戦の初戦ということで、我々は2連勝している中でここから連勝を伸ばしたりチームを強化していくということで臨んだ一戦でした。藤枝さんとは前半の対戦で0-1で負けていて、良い内容のサッカーをするチームなので警戒し対策して臨みました。
前半の立ち上がりは相手がすごく来るという事は選手達にも伝えていて、そういう準備をしていた中でビルドアップのミスから失点したのは痛かったです。その後の連続失点は良くなかったところで、早い時間で2点取られてしまったというのはすごく痛くて、ゲームを決めるようなことになってしまいました。その流れの中で前半はバタバタしてはいたものの、なんとか0-2のままで過ごし、自分たちの形を整えていけばなんとか1点取って相手に危機感を与えるところまでいけるだろうということで、ハーフタイムに選手達と話をして修正し、2-1まで持っていけたところは良かったと思います。

その後藤枝さんにも我々にもチャンスがあった中で、色々ジャッジのところはお互いに難しいところがありましたけど、お互い様だったという印象はあります。我々としてはチャンスになりかけたところを、もう1つ質の高いプレーができれば点が取れたシーンはあったと思うので、そういうところを反省しつつ、すぐには改善できないんですけど個人のテクニック、判断、コンビネーションの部分を積み上げながら惜しかったシーンを得点に繋げられるようにトレーニングしていきたいと思います。
1-3ということで、後半の初戦で残念な結果ではありますが、次の沼津戦に向けて、沼津さんもすごくハードワークをしてくる規律があるチームなので、そこに立ち向かっていけるように1週間準備をして頑張っていきたいと思います。
北九州からも多くのサポーターが来ていただいてましたし、藤枝さんのサポーターも多く、凄く良い雰囲気を作ってもらって感謝しています。

Q:自分達のリズムが出るまで時間かかったと思いますが、原因はありましたか?

A:相手のプレスがきつかったというのは実際あると思うんですけど、その中でも細かいポジショニング、サポートの修正や個人個人の体の向き、ファーストタッチとか、そういうことが的確であればもう少し剥がせたと思います。準備をしていたんですけど相手のプレッシャーの速さ、最初に失点してしまったことによって自分たちが本来出さなくてはいけないものが出せずに時間が過ぎていきました。途中から少しずつ良くなってきたとは思いますが、最初からやらなくてはいけないし、難しい前半だったと思います。
その中でも剥がせてビッグチャンスになりそうなシーンは多くあって、特に相手が前から来れば来るほど相手のボランチ、水野選手と鈴木惇選手が来れば来るほどうちの前川が空いたり中盤の選手がフリーになるような状態を我々は狙っているんですよね。そういうシーンをもっと数多く作ることと、作った時に破りきる質を上げたいと思います。
守備に関しては相手の上手さにちょっと振り回された感じはあったんですけど、うまくはまった時は相手もミスをしてくれたし、そういう回数を増やすということは必要です。ただそれが出来ない時はもう少し全体がコンパクトを保ちながら、タイミングよくプレスをかけに行くとかそういう使い分けが少し足りなかった印象はあります。

COMMENT選手コメント

PLAYER

西村恭史Yasufumi NISHIMURA

18

Q:今日の試合を振り返ってください。

A:試合前にチーム全員で悪い入りをせず、自分達に流れを持って行こうというのを全員で共有して入ったんですけど、その部分で自分たちのミスから失点してしまいました。そこから連続で失点して前半は難しい時間が多くて。後半にもう1回ギアを上げて逆転しようという思いで1点取れて、そこからもう1点2点取れれば良かったんですけどチャンスを決めきれず、相手にもう1点決められてしまいました。チャンスも多くあったので、決め切れればというシーンもありましたし、入りのところや当たり前の部分が今日はできていなくて勝てなかったという印象です。

Q:後半は良い縦パスが入るようになりましたが、自分のプレーについてはいかがですか?

A:前半は藤枝の選手が結構前から来ていて、ボールにも強く来るチームというのは分かっていたし、実際今日も前半すごく来ていて。そこでなかなか落ち着いてプレー出来ずミスしてしまったり、剥がせずに前に運べるシーンが少なかったです。後半は藤枝の選手が少し落ち出して剥がせるようになってきて、縦に入ったり背後が空いてきたりしていたので、それを前半から相手のプレスが速くても自分達の技術だったら絶対やれるし、落ち着いてやれなかった部分が多かったと思います。

Q:チームとしてここからさらに強くなっていくためには?

A:2連勝で来ていて、ここで勝って後半戦に良い流れを持って行きたかった試合だったんですけど、やはり球際や細かい部分で負けていた印象がありました。当たり前の部分ですけど、そういう細かい部分が全体を通して足りなかったと思うし、もっと普段の練習からやらないと試合に出てしまいます。そこをもう1回全員が突き詰めてやらないといけないと思います。

PLAYER

前川大河Taiga MAEKAWA

18

Q:試合を振り返ってください。

A:前半は立ち上がりが良くなくて押し込まれる時間が多く、自分達の良いところが出せませんでした。後半に立て直せたのはよかったし、あの時間帯で点が取れて行けるかなという雰囲気はありましたけど、その中での3点目は痛かったです。

Q:ゴールシーンを振り返ってください。

A:うまくフリーになれて、良いボールが来ましたし決められて良かったと思います。

Q:今後に向けての課題について。

A:立ち上がりの部分と、押されている中でのポジショニング、選手の距離感が良くなかったので、そこはもっと改善するべきだと思います。

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